【柚木麻子連載】2週間遅れの年越し蕎麦。2026年も生き延びる気合をくれた、カツ代の味
第33回 【柚木麻子連載】2週間遅れの年越し蕎麦。2026年も生き延びる気合をくれた、カツ代の味

ちくわは、子どものコロッケ(こちらもカツ代さんレシピ)で余った卵液と小麦粉を利用して、残り油でささっと揚げてしまう。お蕎麦は硬めに茹でて冷水できゅっと引き締める。大根おろしやねぎ、好みでレモンを添えて出来上がり。本当は柑橘類は柚子にしたいところだが、この数日、柚子湯に使い切ってしまった。

この2週間を乗り越えた、しみじみとした感慨と、今年も生き延びるぞという気合が湧き上がってくる。

今回紹介したカツ代さんレシピ
※「KATSUYOレシピ」より一部引用
「ピリリと辛い大根おろし暑い暑い季節に背筋が伸びるようで心地いい。」
『辛み蕎麦・ちくわ天添え』のレシピ
材料(2人分)
茹でた蕎麦……2人分
麵つゆ……適量
辛み大根……すりおろして1/2カップ
青葱……刻んで1/2カップ
揚げ油……適量
焼きちくわ……太1本
【衣】
小麦粉……大さじ5
卵……1/2個
水……大さじ3
(1)汁を用意する麺つゆは市販を使うようなら、適度な味に希釈しておき、手作りなら一番先に作っておいて、冷やす。
(2)薬味を準備する大根おろし、刻みねぎを用意する。
辛味大根の無い人は、いつもの大根のしっぽの方を使うと、それなりに辛い。
(3)ちくわ天を作るちくわは長さを半分に切り、さらに縦半分に切る。
衣を作る。衣の材料(小麦粉・溶き卵・水)を混ぜる。
揚げ油を中温で熱し、竹輪にどっぷり衣をつけて、揚げる。中温より温度が上がらないように火加減調節を気を付ける。
カリッと揚がったら、よく油をきって引き上げる。
(4)蕎麦を茹でる湯をたっぷり沸かし、蕎麦を袋の表示通り茹で、水洗いして水気をきって器に盛り付ける。
※蕎麦はメーカーによって、個々に異なるので、必ず勝手にしないで、よく読むことが大事です。
(5)ちくわ天、薬味をそえ、上からめんつゆをかけて食べる。お好みで七味唐辛子をふる。
POINT
※蕎麦をうどんにすれば、辛味うどん。

2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、10年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。15年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。著書に『私にふさわしいホテル』『ランチのアッコちゃん』『伊藤くん A to E』『マジカルグランマ』『BUTTER』『らんたん』『とりあえずお湯わかせ』『あいにくあんたのためじゃない』など多数。

文・写真/柚木麻子 イラスト/澁谷玲子 プロフィール写真/イナガキジュンヤ 取材協力/(株)小林カツ代キッチンスタジオ、本田明子













