『自家製ゆずジャム』のレシピ。皮も房も果汁も丸ごと使う、冬の手仕事【動画あり】
黄色く色づいたゆずが、スーパーでも並んできましたね。ゆずの皮、果汁、房をまるごと使って、ジャムを作りませんか? 果汁を絞る、皮を切る、砂糖といっしょに煮る。どの工程もゆずの上品な香りが部屋いっぱい広がって、味わう前からふわ~っと心が満たされます。動画も合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
『ゆずジャム』のレシピ

材料(でき上がり約380g分)
ゆず……2個(約300g)
砂糖……100g前後※
※ゆずの皮と房を合わせた重量の50%。
作り方
(1)

ゆずは表面をよく洗い、水けを拭いて横半分に切る。ボールにざるを重ね、ゆずを絞って果汁と種に分ける。果汁を計量カップに移し、水をたして150mlにする。
(2)

ゆずの房の中に種が残っていれば取り除き、皮から房を取り出す。皮の内側に太い筋があったら取り除き、半分に切ってへたを取る。皮と房の重さを量り、その1/2量分の砂糖を用意する。
(3)

ゆずの皮は薄切りにする。房はみじん切りにする。
(4)

口径約15cmの鍋にたっぷりの水を沸かし、沸騰したらゆずの皮を加えて菜箸でざっと混ぜ、5分ほどゆでる。
(5)

ざるに上げて水けをきり、ざるに入れたまま皮を水にさらして、完全にさめるまで水を数回替える※。
※皮がさめたら1切れ食べて苦みを確認し、強いと感じたらさらに水に30分ほどさらして苦みを抜く。
(6)

(4)の鍋に水けをきったゆずの皮、(2)の房、砂糖、(1)のゆず果汁を入れて混ぜ、強めの中火にかける。沸騰してアクが出てきたら取り除き、表面がふつふつと煮立つ程度に火を弱め、ときどき混ぜながら10分ほど煮る。
(7)

木べらで筋を描いたときに鍋底が一瞬だけ見えるようになったらでき上がり※。粗熱が取れたら清潔な保存容器に移す。冷蔵で2~3週間保存可能。
※さめると、とろりとしたちょうどよい堅さになるので、ゆるい煮上がりのうちに火を止めること。
まずは素朴な味わいの食パンに、たっぷりのせてどうぞ。甘さ控えめなので、焼いたお肉に添えたり、白菜など塩もみした野菜にあえるなど、お料理に使うのもおすすめですよ!
「ゆずジャム」の作り方を動画でチェック!
フードスタイリスト。短期大学の栄養科を卒業後、 食品会社に勤務しながらフードコーディネーター養成学校に通い、同校講師を経て独立。雑誌や広告でスタイリストとして活躍するかたわら、料理家としても活動している。特に、子どもが喜ぶ見栄えのするイベント料理や、愛嬌のある動物やキャラクターを模した料理製作を得意とし、レシピ提案とその世界観を生かすスタイリングの両方を担当することが多い。
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