close

レシピ検索 レシピ検索
元タカラジェンヌ 食と美のトビラ

元月組トップ娘役・愛希れいかさん「得意料理はおでん。同期会に持っていくことも」【食のトビラ】

2025.03.11

華やかで気品ある夢のようなキラキラのステージ、宝塚歌劇。約3時間のステージを彩るタカラジェンヌたちは清く正しく美しく、そして心身ともにパワフル! その生き生きとした魅力の源である「食」と「美」のこだわりを、宝塚歌劇OGのかたがたに現役時代を振り返りながら教えていただく連載です。


待ちに待った『イリュージョニスト』が開幕。俳優として邁進する愛希さんの「食」へのこだわり


今回ご登場いただくのは、3月11日から日生劇場で幕を開けるミュージカル『イリュージョニスト』に出演する愛希れいかさん。タカラジェンヌ時代は月組トップ娘役として人気を博し、2018年に退団後は多くの舞台や映像作品で活躍を続けています。

『イリュージョニスト』は2021年に世界初演ミュージカルとして上演予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、わずか5公演のコンサートバージョンで上演。メインキャストは当時のまま、4年のときを経てフルバージョンをリベンジ上演します。

「前回のときは本当にギリギリまで話し合って最終的にコンサートバージョンという形で上演したのですが、お客さまも私たちもとても悔しい思いでいっぱいでした。

『いつかはフルバージョンで……!』と、演出のトムも海外のクリエイティブチームのみなさんも日本の制作のみなさんも、そしてキャストの私たちもずっと願っていたことなので、こうして4年ぶりに上演できることをとてもうれしく思っています」

取材当時(2月初旬)はお稽古のまっただ中。まだ全貌が見えていないなか、試行錯誤を繰り返し進めているそうですが、

「すごくパワフルな稽古場です。総合芸術なのでみんながお互いにベストな表現を探りつつ、ひとつの目標に向かって突き進んでいる。自分自身もとても充実していると感じています」

忙しい日々を送っているなかで、愛希さんは「食」についてどう考えているのか。お話をうかがいます。


大根はどんな料理にもなれるオールラウンドプレーヤー。愛希さんの食卓でも大活躍!


――愛希さんにとって「食」はどのような位置づけですか?

以前は、(体が)細いことがいいことと思っていたため、とにかくダイエット。そして食べることは、動くための最低限のエネルギーチャージという位置づけで、いちばん後回しにしていました。

ところが30代になったころに、食べるものの質や食べることの大事さを痛感しました。きっかけとなったのは、宝塚歌劇を卒業した後にそれまで蓄積されていた疲労から体調をくずしてしまったこと。「どんな体型が美しく見えるのか、細いということだけでは表現力が乏しくなるのでは」ということを考えるようになり、そのために食についてあらためて考えてみようと。

今は、料理がひとつのリフレッシュになっています。ですので基本的には自炊。食べるものによって肌も体調も変わるということを実感しているので、私にとって食べることは睡眠と同じレベルで大事にするものになっています。


――今回の撮影では、好きな野菜No.1の大根をお持ちいただきました。

一本買うと、いろいろな料理に変身できるのが魅力のひとつです。煮てもいいし、お鍋にしてもいいし、サラダにしてもいいし、ステーキにしてもいい。大根の食感や味も好きです。生でシャキシャキさっぱり、火を通したらほっくりとほのかに甘くて。消化もいいですよね。役作りで体を絞らないといけないときにも助けられています。

――いちばん好きな大根料理は何でしょう?

この時期だとお鍋が多いです。白菜と豚バラのミルフィーユ鍋ってあるじゃないですか。その白菜を大根に替えて食べるのが好きです。おだしで煮てポン酢で食べるという、簡単でおいしくて大好きなんです。
Chapi’s Photo
見た目も美しい大根豚バラ鍋。シンプルな味つけでいただくのがお好きなのだそう。

――まだまだ寒い日もあるので、これは体も温まりそうですね。今までで、すっごくおいしかった大根の記憶はありますか?

祖父がおでんをよく作ってくれて、それに入っている大根が大好きでした。毎年冬になるのが楽しみで楽しみで(笑)。ちょっと濃いめのおしょうゆベースの味つけ。おばあちゃんが作る料理も好きでしたが、おじいちゃんのおでんは格別でした。

得意料理のひとつもおでんです。タカラヅカの同期で今も共演することもある美麗が「食べたい」って言ってくれるので、たくさん作って持っていくこともあります。

――いいですね! おでんって地域によって入れる具材が違ったりするじゃないですか。何か特別な具材を入れていますか?

うーん、みなさんと同じ感じだと思います。大根と練りものと、あとはそのときどきで違うものですね。厚揚げとか。大好きな大根は皮をむいてから面取りをし、水からじっくり煮ていきます。一晩おいて味をしみ込ませることもあります。

撮影/天日恵美子 ヘアメイク/青山佑綺子(BOND) スタイリスト/山本隆司(style³) 文/淡路裕子

SHARE

ARCHIVESこのカテゴリの他の記事

TOPICSあなたにオススメの記事

記事検索

SPECIAL TOPICS


RECIPE RANKING 人気のレシピ

PRESENT プレゼント

応募期間 
2025/03/19-2025/04/08

日比谷花壇「2025母の日フラワーギフト」をプレゼント

  • #暮らし

Check!