2021.07.26
入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者3人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。
じつは最近はっきりと自覚したんですが、僕、春巻きがかなり好きみたいです。食べるのも、作るのも。人が家に来たときに作ったメニューをメモ的に残してあるんですが(同じ人に同じメニューが極力被らないように……)、先日それを見返していたら、けっこうな頻度で春巻きを作ってました(笑)。とはいえ、中華料理店で出てくるような、ザ・定番の春巻きはほとんど作ってなくて、たいていが、旬の素材を使い、具はほぼ加熱調理しないようなもの。以前、この連載でご紹介した「さわらときゅうりの春巻き」も、材料を切って塩とごま油をからめただけでした。他にも、冬だったら「かきとねぎの春巻き」や「白子とバジルの春巻き」なんてのも、よく作ります。「あれとあれを合わせたらおいしくなるかな~」てな感じで、具の組み合わせを考えるのも楽しいんですよね。
さて、前置きが長くなりましたが、夏が旬の野菜といえば、やっぱりとうもろこしははずせません。プチっとした食感もいいし、あの自然な甘みがたまりません。この甘みを存分に堪能したい! と思って作ったのが、今回の「コーンとカマンベールの春巻き」です。じつはこれ、今の形になるまでにいろいろと紆余曲折があり……。最初の頃は、とうもろこしは生のままで、ごま油と塩をからめて包んでたんですが、イマイチ甘みが引き出しきれてないし、ごま油の香りのほうが勝っちゃって、せっかくのとうもろこしの味が堪能できず……。いろいろ試してみて、「包む前にレンジ加熱し、味つけはしない」という今のスタイルにたどり着きました。
味つけはしませんが、カマンベールの塩けがあるので、何もつけずにそのまま食べてもおいしいんです。ちなみにカマンベールの量も、倍量でやってみたりとあれこれ試してみたんですが、とうもろこしの味を邪魔しすぎず、ほどよい塩けで「これがベスト!」と納得いく味になったのが、今回のレシピの分量です。とはいえ、同じカマンベールチーズでも、ものによって塩けが違うので、お好みで量は加減していただければと思います。
ちなみにこの春巻き、揚げる前の状態で冷凍保存も可能。僕はいつも多めに作って冷凍していて、凍ったまま冷たい油から揚げ始め、その間に他の簡単なおつまみを準備、ビールといっしょに楽しんでます。
とうもろこしは、皮を1~2枚残してレンジで加熱。こうすればラップを使わなくてすむんです。レンジから出した直後はものすご~~く熱いので、すこし置いてから皮をむくようにしてくださいね。僕も何度かやけどしそうになりました……。
とうもろこしは、長さを半分に切って立てて置き、包丁で実をそぎ取ります。しんとの境のぎりぎりを狙って切るんですが、うっかりすると内側を切りすぎて包丁が入っていかない……なんてことも。しんまで削っちゃうと食感が悪くなっちゃうので、いかに絶妙なぎりぎり具合を攻めるかがポイントです。きれいに実だけをそぎ取れたときは、心の中で小さくガッツポーズしてます(笑)。
オレぺのレシピを世に送り出しつづけているベテラン料理編集者4人が、これまで出会ったレシピの中から好きなもの、忘れられないものを自ら作って、撮って、語ります。
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