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2024.03.04
永山瑛太「ムロくんは〈こうあるべき〉を取り払ってくれた唯一の人。照れくさくも緊張感のある共演でした」
ユニコーン/1986年に広島で結成し、翌年アルバム「BOOM」でメジャーデビューを果たす。現メンバーはABEDON、EBI、奥田民生、川西幸一、手島いさむの5人。全員が楽曲制作に携わりボーカルをとる自由なスタイルで、オリジナリティあふれる活動を展開している。UNICORN公式サイト
過去の曲をオマージュした新曲を
それぞれ作って
アルバムにしたら
おもしろいと思ったんです
昨年11月に約2年ぶりとなるアルバム「クロスロード」を発表したユニコーン。本作には4月から公開される映画「あまろっく」の主題歌として書き下ろした楽曲「アルカセ」も収録されています。
「お話をいただいたとき、『HELLO』のような曲をつくってほしいというオーダーでした。もともとある曲をベースにするのはなかなかむずかしいですし、とくに『HELLO』は僕たちにとって大事な曲でもあるのでつくりにくいかと思ったのですが、意外といい感じに仕上がって。これはおもしろいということで、アルバムには過去曲をオマージュした作品をつくって収録しようと提案したんです」(ABEDONさん)
「正直、僕は似せるというのが苦手なので、ものすごく苦労しましたね。なんとか『米米夢(マイ・アメリカン・ドリーム)』をつくり、もうこれで勘弁して、と(笑)」(EBIさん)
産みの苦しみを乗り越えて生まれた新曲。アルバムでは本人たちの声で収録されていますが、AIがボーカルを務めたEPを先行して配信するというのも、なんともユニコーンらしい仕かけ。現在はそれらの楽曲を引っ提げ、アルバムと同タイトルの全国ツアーを開催中。ファンの反応も上々です。
レコーディングでは毎回、奥田さんが〈飯場大臣〉。ハンバーガーやカレーが多いそうですが、最近はおでんがブームなのだそう。
「寒い時期はおでんがおいしいですよね。僕はこんにゃくが好きです。熱いですから」(EBIさん)
「僕は餅きんちゃく。熱いですから」(ABEDONさん)
なにやら、ただおいしいという以外の理由がありそうですが……、結成38年というキャリアと功績を持ちながら、今も音楽と無邪気に向き合い、メンバーどうしの愉快で揺るぎない関係性が素敵です。
兵庫県・尼崎を舞台に関西出身のキャストで贈る、笑って泣いてロックに生きる〈ご実家ムービー〉。39 歳独身の娘役を江口のりこ、65 歳の能天気な父役を笑福亭鶴瓶、20歳の父の再婚相手役を中条あやみが熱演。監督・原案・脚本は中村和宏。主題歌に、ユニコーンが本作のために書き下ろした「アルカセ」(「クロスロード」収録曲)が使われている。
(『オレンジページ』2024年2月17日号より)
撮影/鈴木康史 ヘア&メイク/国沢 拓(sakura) スタイリング/小川恭平 取材・文/児玉知子
·2024年1月現在の情報です。·商品の価格は、特に記載のない限り消費税込みの価格です。改定される場合もありますので、ご了承ください。
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