お正月はひたすら関東風のお雑煮。小松菜と鶏肉とお餅の超シンプルスタイル。正直、飽きるんですよね……。でも、家族のリクエストにこたえて5日間食べつづけました。餅入りの七草がゆも食べて、しみじみと過ごした1月上旬。そんな日々の反動なのか、無性にパンチがきいたものを食べたくなります。カレー、キムチ餅ピザ(まだたくさんお餅が余っている……)。そうだ、餃子、食べたい! というわけで、大好物の春菊餃子を作ることにしました。春菊餃子といっても、餃子の皮は使いません。使うのは油揚げの皮。餅三昧だったお正月明けにぴったりの低糖質餃子です。刻んだ春菊に豚ひき肉、塩と酒、香りづけに少しのごま油を加えてよく混ぜたら、油揚げの中に詰めるだけ。フライパンでこんがり焼けば完成です。三角お揚げ、なんてかわいらしいんでしょう! 油揚げはカリッとしながらもふかふか、中から肉汁ジュワ〜、そして主役の春菊の香りがドーッと押し寄せてきます。すがすがしい香りのパンチ! 食べると元気が出てきますよ。
操さんおすすめアレンジ「くるくる餃子にしてもOK」 前回紹介した『春菊とチーズのくるくる油揚げ串』のように、油揚げを開いて肉だねを広げてのせ、くるくると巻いてフライパンでころがしながら焼いてカットしてみました。辛子じょうゆをつけながら、餃子ですがシュウマイスタイルで!
PROFILE藤岡操(ふじおか・みさお) 編集者、栄養士、フードコーディネーター。釣り雑誌の編集部、フードカタログの編集部など、出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、WEB、広告の仕事に携わる。著書・編著書に『ごはんに化ける ズルイおつまみ』(二見書房)、『ワインに合うおうち×レシピ123』『ビールおつまみ123』『毎朝が楽しくなる! 朝ごはん』『ご当地おつまみ人気レシピ』『一冊まるごとパクチー本』(すべてエイ出版社)などがあるX:https://x.com/fujiokamisaoInstagram:https://www.instagram.com/misao_fujioka/