夏野菜の王様、トマト。旬の夏はみずみずしくておいしいものがお安く手に入ってうれしい限りです。たくさん購入したときぜひ試してもらいたいのが、人気料理家・飛田和緒さん考案の
『トマトのだし漬け』。
だしがきいたひんやり漬け汁の中には、湯むきしたトマトがたっぷり。やさしいだしの味がじんわりしみ込んでたまりません。
『トマトのだし漬け』のレシピ
材料(作りやすい分量)
トマト(小・約90gのもの)……6個
〈漬け汁〉
だし汁(かつおだしがおすすめ)……3カップ
塩……小さじ2
薄口しょうゆ(なければしょうゆ)……大さじ2
作り方
(1)漬け汁を作る小鍋にだし汁を入れて温め、塩、薄口しょうゆを加えて混ぜる。塩が溶けたら火を止めてさます。
(2)トマトを湯むきして漬けるトマトはへたをくりぬき、へたと反対側に十字に浅く切り込みを入れる。熱湯にくぐらせ、皮が少しむけたら網じゃくしなどで取り出し、氷水にとって皮をていねいにむく。保存容器に(1)の漬け汁とトマトを入れ、冷蔵庫で一晩漬けて味をなじませる。
冷蔵庫で3~4日保存可能。そのまま食べたり、ご飯のおともにしてもおいしいのはもちろん、漬け汁はめんつゆにもなるので、そうめんに活用するのがおすすめ。

一口大に切ったトマトのだし漬けに、みょうが、青じその葉をくわえて後味さわやかにしあげたら、もう箸が止まりません!
ぴったりサイズのトマトがなくて少し大きめのものを使う場合は、漬け時間を長くしてください。ぜひ冷蔵庫に常備してみて♪
教えてくれたのは……
飛田和緒さん

料理家。現在は夫と三浦半島で暮らす。近所の直売所で、地元の農家さんの作った野菜を買うのが日課。シンプルなのにおいしく、気がきいているレシピが人気。