子どもの受験が終わりました。
とにかく終わってホッとしています。家族全員、ようやく大きく息が出来るような気持ち。
そして早速、待ちに待った旅に出ました。行先は、受験生の時に
子どもが自分で決めた「西表島」です。
この連載は、オレンジページnet編集長の私・原田直美と、同い年である雑誌『オレンジページ』編集長・松田紀子さんの、テーマ付き交換日記です。
今回のテーマは「節約」。第5回:「バレンタインの思い出と言っても昔すぎて記憶がない。」本誌編集長・松田紀子はこちら
好きなことをするための節約
私、とにかく旅行が大好きなのです。若いころは海外で安宿に泊まって節約し、その分の予算で回数多く行く、という旅行の仕方をしていました。
出産後はさすがにそうもいかず、それなりに快適な宿に泊まるスタイルに変更。そこで、限りある予算を有効に使うために、母になってからは、とにかくマイルを貯め・利用することで旅費を節約しています。
ご存じの方も多いと思いますが、「マイルを貯める」とは、各航空会社のプログラムにフライトやクレジットカード利用を通じて「マイル」を貯め、貯まった数によって「特典旅行」という名目でフライトが利用できるという仕組みです。
貯めたことのない方へ。
マイルは意外に馬鹿にできません。日々の買い物で使うクレジットカードを集約させるだけで、近距離フライトくらいなら気づけば貯まっています。だからまずやってみて欲しいです。
マイルを貯めるのに重要なこととは
私はフライト以外には、主にクレジットカードの利用で貯めていますが、
「マイルを貯める」には、まず「どの航空会社のプログラムに貯めるか」が重要です。
おおまかには、
・好みの行先(特典旅行)がとりやすいか
・貯まる&使うスピード(有効期限の有無。重要です)
・提携カードの種類(還元率など)
によって、どの航空会社のマイルを貯めるかを、決めるとよいです。航空会社が提携する大きなマイルグループがあるので、そのあたりも考慮する必要があります。
私は、30年近く前に初めてマイルを貯め始めた「ユナイテッド航空」とその提携カードがいろいろ自分に合っているので、そのままずっとユナイテッド航空メインです。支払いを集中させていて、もう数えきれないくらい、エコノミークラス以外利用も含めて特典旅行に行きました。(国内便の場合は提携しているANA利用です)
こうして貯まったマイルで今まではよく海外へ行っていましたが、ここ3年ほどは国内に行先を変えました。日本にもいいところがたくさんありますね。
西表島はジャングルの島
さて、受験も終わり、大きく息を吸って西表島に。行った日は2月なのに夏のような暑さ。そして18時を過ぎてもまだ明るい!東京とは別世界でした。
今回泊まったのは、『
星野リゾート 西表島ホテル』。
「イリオモテヤマネコが見たいから西表島に行きたい」と言った息子にはぴったりで、ホテルのマークはイリオモテヤマネコ、さらに夜にはホテル内で「イリオモテヤマネコの学校」というイベントもありました。
行ってわかったのですが、
西表島に行ってもイリオモテヤマネコにはなかなか出会えません。ただ、島全体にイリオモテヤマネコを大切にするための呼びかけや看板があり、また、
ホテルの敷地内についた足跡をスタッフさんが教えてくれたりと、イリオモテヤマネコの気配はそこかしこにありました。
「今朝の足跡です」とのこと。すごい!
その他、島では、マングローブの茂った川をカヤックで進むアクティビティに参加したり、ジャングルの中の鍾乳洞探検に参加したり、海で泳いだりして、息子の冒険心は満足したようです。私も、かなり旅心が満たされました。

両サイドにはマングローブの林が。カヤックをぶつけないように要注意
『星野リゾート 西表島』で食べたもの
滞在した『星野リゾート 西表島ホテル』のレストランは朝晩ビュッフェでしたが、地元食材が豊富で美味しかったです。

左からゴーヤの醤油漬け、黒糖パパイヤ漬け、冬瓜ウコン漬け
また、ちょうどこの時期は合言葉のように色々な人から
「イノシシは食べました?」と聞かれました。ちょうど1年に3か月間だけリュウキュウイノシシの狩猟が解禁されている時期で、新鮮なイノシシが食べられるのは今だけだそう。私は居酒屋さんでイノシシの握りを食べましたが、全然臭みがなくうまみがあって、肉質もしっかりしていて食べ応えがありました。
話はだいぶ「節約」からそれましたが、久々の旅は楽しいです。息子との会話も弾みました。これから先の難しい時期への土台になるといいな。
また、マイルを貯めて旅費を節約しつつ、旅行に出ようと思います。
さて、紀ちゃんはどんな「節約」をしていますか?
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