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北欧流インテリア拝見!スウェーデン出身の夫と暮らす桒原さんに雑貨やテキスタイルのコツを聞きました

2022.10.15

北欧流テキスタイルの使い方

長野県在住のエッセイスト・桒原さやかさんと北欧スウェーデン出身の夫・オリバーさん。北欧で暮らして感じたことをヒントにした、華やかで素敵なご自宅の工夫を覗いてみました。

教えてくれたのは……
桒原(くわばら)さやかさん

ライター・エッセイスト。松本市で、築40年の中古物件を自分たちでリフォームしながら住んでいます。日常で感じたことを中心に書きます。著書に「北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし」。3歳と1歳のママ。好物はシュークリーム。

●テキスタイルは気軽なのに部屋の印象をがらりと変えてくれます

〈布っていいな〉と最初に思ったのはスウェーデンのオリバーの実家で。ときどきテーブルクロスをかけてくれるのですが、それだけでハッとするくらい空気感が変化。気軽なことなのに! と感激しました」とさやかさん。

小さい子がいるのでテーブルクロスの登場回数は少ないですが、カーテン、クッション、そして、飾りとしてのテキスタイルが松本の家に彩りをプラス。「北欧ではあまり見かけませんが、〈布を収納の目隠しに〉という日本の定番アイディアも取り入れました」(さやかさん)。

●アートや掛け軸の感覚で布を飾っています


ソファの横にどーんと飾っているのは松がモチーフのテキスタイル。「フィンランド在住の島塚絵里さんのデザインです。北欧と和がミックスされていて、わが家にぴったりと思って選びました」(さやかさん)。天井から床まで届くのでインパクト大ですが、〈大きく飾る〉人が多いという北欧らしさを感じさせる飾り方。布をピンッと張るために、下にもポールを入れているので、まさに特大の掛け軸のようです。

●収納の目隠しとして、テキスタイルを取り入れています



家族の洋服を収納している押し入れと、縁側の奥の収納スペース。どちらも扉ははずしてしまい、代わりにテキスタイルを目隠しにしています。和室にも合う北欧デザインの布を選んだのはさやかさん。上が「カウニステ」(フィンランド)で、下が「ファインリトルデイ」(スウェーデン)のもの。閉めれば中の生活感を隠しつつ、空間も楽しくしてくれる存在です。

●空間を盛り上げてくれる存在としてカーテンを選んでいます 


外からの視線を気にしないのと、気にしなくても大丈夫な立地ということもあり、北欧流にカーテンをつけていない部屋も多かったのですが、少しずつ増えてきました。外からの目隠しや遮光のためというより、インテリアのアクセントに使っています。写真の2枚はどちらも洗面所の窓に取り付けたもの。上の写真が2階で下が1階。どちらの布も韓国の「ウォームグレーテイル」のネットショップから海外通販し、さやかさんがカーテンに仕立てました。

このように、飾りとしてのテキスタイルが松本の家に彩りを加えています。「何よりいいのは気軽なこと」とさやかさん。テキスタイルは大きくなると安くはありませんが、そうはいっても布。壁紙を張ったりペンキを塗ったりのDIYや、アートを飾ることよりはハードルも低く、交換もラクです。「模様替えもしやすいし、飽きたらクッションやバッグなどへと転用できます。そのうえたためばコンパクト。気軽なのに、『テキスタイルってアートなんだ!』と思うほど魅力的。すっかり、布に夢中です」(さやかさん)。

北欧流のテキスタイル使い、ぜひ取り入れてみてください♪

『家族が笑顔になる 北欧流の暮らし方』より)

撮影/大森忠明 文/加藤郷子 編集部・鈴木

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