
2016.03.17
自分では、おしゃれを頑張っているつもりでも、なぜか、あか抜けなかったり、太って見えたり、老けて見えてしまったり……。でも、安心してください。あなたのそんな悩みは、解決できます!
ファッションの悩みを解決し、上手な着こなしを導いてくれるのは、「骨格スタイル分析」です。
クローゼットオーガナイザーで、骨格スタイル協会本部講師の鈴木尚子さんによると、骨格や、筋肉と脂肪のつき方、質感など、体型の特徴から、その人の魅力を最大限に引き出す服の「シルエット」や「素材」、「柄」がわかるといいます。
「骨格スタイル分析」では、タイプを3つに分類しています。
〈ストレート〉タイプ
体に厚みがある
筋肉がつきやすい
安定感がある首
ハリが感じられる二の腕
りんご体型
〈ウェーブ〉タイプ
きしゃな印象
体に厚みがない
平面的
筋肉がつきにくい
洋梨体型
〈ナチュラル〉タイプ
関節が大きい
手、足、ひざ、くるぶし、ほお骨、鎖骨などのパーツが大きい
肩幅が広め
体のフレームが目立つ
3つのタイプのなかで、自分にいちばん近いものはどれでしたか?
そして、
〈ストレート〉〈ウェーブ〉〈ナチュラル〉それぞれのタイプに似合うスタイルとはどんなものでしょうか? 似合わないスタイルとともに、ざっくりとご紹介しましょう。
〈ストレートタイプ〉
《似合うスタイル》
きちんときれい、ベーシックな洋服が似合います。全体のボリュームを抑えて、縦に長い長方形のシルエットをつくるとバランスよくまとまります。トップスはVネックまたはUネックが有効。厚手でハリのある質感のものを選ぶと、あか抜けた印象になります。シンプルな無地をベースに、ストライプやタータンチェックなど大きめの柄が◎。
《似合わないスタイル》
顔や肩まわりにフリルなどの装飾があるもの、ふんわりとしたシルエットのもの、薄い素材のものは太って見えるのでNG。ドルマンスリーブやフレンチスリーブなども、二の腕や肩のラインを強調してしまうので、避けましょう。
〈ウェーブタイプ〉
《似合うスタイル》
エレガント&キュート、女性らしい洋服が似合います。タックやフリル、ドレープなど、装飾のあるアイテムで華やかさをプラスするのがポイントです。ウエストを強調してメリハリをつける「ふわピタ」スタイルなら、女性的なボディを引き立てることが可能。また、胸下に切り替えがあるトップスやハイウエストのボトムは、下重心の体型をカバーする効果があります。
《似合わないスタイル》
シンプルすぎるアイテムやダンガリーシャツなどのカジュアルなアイテムは、地味&野暮ったく見えるのでNG。大きめサイズをざっくり着くずすようなマニッシュスタイルやワークスタイルなど、ハードな印象の服もイマイチ。
〈ナチュラルタイプ〉
《似合うスタイル》
ラフで無造作、カジュアルな洋服が似合います。そでをまくったり、ジャケットのボタンをはずすなどの着こなしも、だらしなく見えず、こなれた雰囲気に。個性的なデザインの変形トップスや超ロング丈のボトムなど、一見むずかしそうなアイテムもおしゃれに着こなせるはず。
《似合わないスタイル》
タイトなシルエットのものを着ると、体のフレームが強調されて野暮ったくみえてしまいます。短め丈のトップスやボトムも同じ理由でNG。コンサバなスーツスタイルも、遊び心が足りず、「着させられている」感が漂います。
★★★
自分の体型や骨格に合ったものを着れば、スタイルがよく見えたり、あか抜けた印象になったり、若々しく見えたりと、いいことずくめ!
みなさんも「似合う服の見つけ方」をマスターして、春のおしゃれを楽しんでください!
イラスト/佳矢乃 文/編集部・春日
(『オレンジページ』2016年4月2日号より)
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