寒い日は、やっぱり鍋がいいですよね~。みなさんは何鍋が好きですか?
定番の鍋といえば、寄せ鍋、みそ鍋、キムチ鍋……さまざまですが、住んでいる地域によって味つけや食材に特徴がある「
ご当地鍋」もたくさん存在します。
なかでもおもしろいのが「
源平鍋」。
四国・香川県のご当地鍋なのですが、この鍋は、平安時代末期、香川県が源平合戦の舞台となったことがはじまり。じつは鍋の中に、
源平合戦が再現されているんです!
その大きな特徴が、大根とにんじん。合戦では
源氏が白の旗、平氏が赤の旗を使っていたため、それを表しているのだとか。
またこの鍋には、鳴門のうずしおに見立てた「
なると巻き」、〆には「
讃岐うどん」も欠かせません。
これらの具とともに、えびやかに、貝、魚など、新鮮な瀬戸内の魚介を入れ、そのうまみが出たスープでいただくちょっとぜいたくな鍋です。一度食べてみたいですよね~。
全国には「きりたんぽ鍋(秋田県)」、「かきの土手鍋(広島県)」、「水炊き(福岡県)」といったさまざまなご当地鍋が。
まだまだ寒い冬。いつもとちょっと違う鍋が食べたくなったら、家で「ご当地鍋」を作ってみてはどうでしょうか? 家族のだんらんが、ますます楽しい時間になりますよ。
(『こどもオレンジページ』 No.2より)