
2020.11.10
段々と寒くなり、体調を崩しやすい季節がやってきてしまいましたね。
この時期、風邪やウイルスに負けないために、自身の『免疫力』を高めるためのよい方法を知りたい、と思っているかたも多いのではないでしょうか?
料理研究家で管理栄養士の大島菊枝さんによると、今、ある栄養素が免疫力アップに効果を発揮する、と大注目されているのだとか。
その栄養素こそが『ビタミンD』。
ビタミンDは、皮膚が太陽光に当たると体内で生産されますが、日照時間が短くなってくるこれからの季節は、食べものからこまめに摂取することが大切なのだそう。
そこで、日常的に食事からビタミンDを摂取できる、ある方法を教えていただきました。
●『干ししいたけの大量もどし・冷凍ストック』
その、ある方法のカギを握る食材が、こちらの干ししいたけ。
天日干ししたしいたけは、普通のしいたけに比べ、ビタミンDの含有量が格段に多いのです。
今回は、この干ししいたけを使った、『干ししいたけの大量もどし・冷凍ストック』の作り方をご紹介します。
【1.干ししいたけをもどす】
干ししいたけ一袋(約50g)は水でさっと洗って汚れを落とし、水3カップとともに清潔な保存容器に入れる。冷蔵庫で一晩(10時間以上)置き、柔らかくもどす。
【2.冷凍する】
もどし汁としいたけを分け、しいたけは軸を切って水けを絞り、1/2量はそのまま、残りは細切りにして、それぞれ冷凍用保存袋に入れる。もどし汁は1/2カップずつ清潔で冷凍可能な保存容器に入れる。ともに冷凍で約2週間保存可能。
確かに! 一袋まるまる戻してしまえば、そのつど長い時間をかけてもどす手間がないので、日々の食事に気軽に取り入れられますね!
もどし汁としいたけ、それぞれ使えるというのもうれしいポイントです。
もどし汁に調味料と水を足す、細切りしいたけやチャーシュウを具にして炊き込みご飯にしてもよし。
もどし汁をうどんつゆに活用し、まるごとのしいたけをのせたうどんにしてもよし。
もどし汁もしいたけも、体にいいだけではなく、芳醇な香りと深みのある味わいで、とってもおいしいので、楽しく、長く続けられます。
ちなみに、天気のいい日は水でもどす前に、干ししいたけを30分ほど日光に当てるとさらに効果がアップするそう。窓越しの室内でもOKだそうなので、ぜひお試しあれ。
茶わん蒸しや、みそ汁、お鍋なんかもおいしそう。
干ししいたけの大量もどし・冷凍ストック』、ぜひあなたの暮らしに取り入れてみてくださいね。
料理・栄養監修/大島菊枝 撮影/南雲保夫 文/編集部・持田
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