
2019.11.30
さあ、徳島特集最後となる今回は、『遊ぶ』ならココ! というスポットをご紹介します♪
それではどうぞご覧ください。
1【阿波和三盆糖で『干菓子作り』を体験したいならココ!】
徳島の名産、阿波和三盆糖を使って干菓子作りを体験できるのがココ『わんさんぼん』さん。
創業150年以上を誇る老舗『服部製糖所』の隣にあり、干菓子作り体験と干菓子や和三盆糖の購入ができます。
目の前には阿波和三盆糖の原材料であるさとうきび『竹糖(ちくとう)』の畑が広がっています。
竹糖とは、徳島県と香川県で栽培されている在来品種。他地域で作られているさとうきびに比べて背丈が低く、茎もかなり細いという点に加え、生産農家が年々減少していることから、原材料としてかなり希少なものなのだそう。
しかしながら服部製糖所の和三盆糖は、この希少なさとうきび100%にこだわっています。
そこにはやはり“創業当時と変わらぬ味を守りたい”という気持ちと、“つなぎや食品添加物を混ぜたものと比べて、単純においしいと思うから”という誇りがあるからだそう。
では、そんなこだわりの和三盆糖を使って干菓子作りを体験してみましょう。
体験は約30分で、1名2000円(税別)です。
工房内には、たくさんの木型がずらり! 伝統的なものから、今どきのデザインのものまでそろっていて、見ているだけでも心が躍りますよ♪
そのなかから自分好みの型を選んだら干菓子作りがスタート!
まずは少量の水で和三盆糖を湿らせ……、
ふるいにかけたら……、
選んだ木型に詰めていきます。
ここでギュギュッと詰めるときれいに模様が出やすいとのこと。
さあさあ、いったいどんなふうにでき上がったのでしょうか……?
キャー! かわいいー♪
あじさい形の干菓子の完成です。楽しい……これ、楽しすぎるよ……。
作っていくうちに少しだけ上達するのもうれしいポイント♪
友達や家族といっしょに体験するのにぴったりですよ。
作った干菓子は、その場で食べたり、お土産として持ち帰ったりすることもできます。
2【美しい街並みを散歩しつつ、藍染め体験をするならココ!】
続いてこちらは徳島駅から車で50分、徳島県美馬市のうだつの町並み。
『うだつ』とは、写真のような屋根に取り付けられている小柱のことで、古くは火事よけの防災壁としての役割を持つものだったそう。しかしその後、富の象徴としての意味合いが強くなり、豪商たちが競うように立派な『飾りうだつ』を設けるようになったのだとか。
美馬市は、当時高価だった藍染めの原料『すくも』の本場。
そのためこの街には藍で富を築いた商人が多く、立派なうだつを設けた建造物が連なるのだそう。
ふむふむ。勉強になりますね。
そんな藍の伝統が色濃く残る街で、藍染め体験をするならココ、美馬市観光交流センター内にある『藍染工房』さん。
1回1200円~染め物体験ができます(※値段は染めるものによって異なります)。
工房の中は、ぬれた土のような独特なこもった香りが。
この香りも藍染め特有のもので、藍が発酵をともなう生きた染料だからなのだそう。
ではではさっそく藍染め体験スタート! 今回はハンカチ染めに挑戦します。
まずは輪ゴムやビーズなどを使って、染料に染まらない部分を作ります。
それを染料の中に一定の時間つけて……、
時間がたったら染料から取り出し、液につかっていた部分の布を空気に触れさせて酸化させます。
この作業をすることによって、藍が水に溶けない成分に変化するのだそう。
う~ん、不思議!
この、つける→酸化させる、の作業を数回繰り返し、最後に水洗いをして乾かすと……、
ジャーン! 完成です!
ちなみに、模様の中にある水色の部分は、最後の“つける”工程の前に部分的に輪ゴムを取り外して意図的に作ったものです。
いやはや……あまりに楽しすぎて、半分取材を忘れて夢中になってしまいました。
徳島に来たら、ぜひ一度体験してみてください。
3【踊る阿呆に見る阿呆♪ 阿波おどりを体験したいならココ!】
徳島に来たなら、やっぱり阿波おどりに触れたい! というかたにはココ『阿波おどり会館』。
徳島駅から徒歩10分と、アクセスも良好です。
こちらには阿波おどり公演専用のステージがあり、昼の部は阿波おどり会館の専属連が、夜の部は33の有名連が日替わりで出演しています。
この日の夜の部に出演したのは『みやび連』さん。
連によって踊りに個性があるので、毎日違った魅力を楽しめます。
うーん、阿波おどりって間近で見ると、躍動感があってかっこいい!
ちなみに公演中には体験コーナーがあり、飛び入り参加して阿波おどり体験をすることもできます。
これであなたも踊る阿呆!
顔はめパネルでの記念撮影も忘れずにね!
『食』も『遊び』も大満足。ぜひ次の旅は、四国・徳島に!
文/編集部・持田
【徳島レポート 関連記事】
記事検索