
2015.07.05
早いもので今年も半分が過ぎ、明日は七夕です♪ 商店街やショッピングモールにも七夕飾りがきらめいて、お祭りでにぎわっている地域も多いのではないでしょうか。夏の風物詩としておなじみの七夕ですが、七夕の行事食は「そうめん」なのをご存じですか?
七夕そうめん&精進揚げ
七夕は端午の節句などと同じく五節句のひとつ。季節の変わり目に邪気をはらい、お供え物などをして無病息災や豊作などを祈る日として、古くから祝われてきました。端午の節句には柏餅、人日(七草)の節句には七草粥などのように、節句にはその日に食べて幸せや健康を祝う特別な料理があります。七夕の行事食はそうめんですが、その原型は索餅(さくべい)という小麦粉のお菓子にあるそう。その昔、王子を病で亡くした中国の王が、王子の好物であった索餅を7日に供えたことに由来しているそうです。
日本に古くから続く行事食、大切にしたいと思っても手間隙かかるものはなかなか作れませんが、そうめんなら気軽にできますね! 明日の七夕には病よけの意味をこめたそうめんと、栄養たっぷりの夏野菜の天ぷらはいかがですか? 自家製のめんつゆならおいしさも格別です♪
材料(3人分)
そうめん 3~4束
ゴーヤー 5cm
とうもろこし 6cm
かぼちゃ(4つ割り、幅5mm) 6枚
オクラ 6本
ころも
薄力粉 120g
片栗粉 大さじ1
冷水 1カップ
めんつゆ
昆布(5×7cm) 2枚
削り節 ひとつかみ
水 1カップ
みりん 1/2カップ
しょうゆ 1/2カップ
好みの薬味(みょうが、白いりごま、万能ねぎなど) 各適宜
薄力粉 揚げ油
作り方
【1】鍋にめんつゆの材料を合わせて弱火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止める。粗熱が取れたら万能こし器でこし、さめたら保存びんに移す。冷蔵庫に入れ、冷やしておく。
【2】ゴーヤーは縦半分に切ってわたと種を除き、幅5mmに切る。とうもろこしは幅1cmに切る。オクラはへたの先を少し落とし、がくをぐるりとむく。以上の野菜とかぼちゃに、薄力粉を薄くまぶす。
【3】ころもを作る。薄力粉と片栗粉を混ぜる。ボールに冷水を入れ、粉類の1/2量を加えて菜箸で混ぜる。残りの粉類を加え、粉けが残る程度にさっと混ぜる。
【4】たっぷりの湯を沸かし、そうめんを表示どおりにゆでてざるに上げる。流水でよく洗い、水けをきる。
【5】揚げ油を中温(170℃)に熱し、野菜をころもにくぐらせては入れ、カリッとするまで揚げる。油をきって器に盛り、そうめん、めんつゆ、好みの薬味を添える。
冷たいそうめんと夏野菜たっぷりの天ぷらで、ちょっとゆったり七夕の夜を過ごしてみてください♪ このレシピが掲載されている『おいしい歳時記』(オレンジページ刊)は、日本のさまざまな風習や節目を祝う料理を、エピソードや由来とともにご紹介しています。季節の移り変わりをおいしく楽しむヒントがいっぱいの、保存版にしたい一冊ですよ~!
(編集部・狩野)
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