2018.09.17
最新号の特集担当が、おのれの舌をしびれさせたレシピをガチで推す! その偏愛っぷりと共にぜひお試しを。
焼きとりを注文して、鶏炒めが出てきたら驚きますよね。各地の鶏料理を探していたら、そんなメニューに出会いました。場所は愛媛県今治市。諸説ありますが、あるお店のかたが、料理の提供時間を短くするべく、鉄板で焼いた鶏肉の上からあつあつのアイロンみたいなやつをジューッと押しつけながら焼いたんだとか。一般的な焼きとりとは違うけれど、鶏肉焼いてるし、これも立派な「焼きとり」……なのか?
鶏皮って、なんだか苦手でした。だってぶよぶよなんだもん。だから私、このメニューに出会ってからは人生が変わりました。しっかり焼きつけた皮っておいしい!(涙&笑)ひと口食べれば、おいしい脂がじゅわっと広がり、手が止まらなくなります。皮だけ別で買って焼いてもいいくらいです。危険な味を知り、また一段大人の階段を上ってしまいました。
ガリッと焼いた皮にからむのは、大人も子どもも大好きな、そう、甘辛だれ! しょうゆと砂糖とみりんのあいつです。みんな知ってるあの味です。ちぎって添えたキャベツが箸休めになって、またいい仕事をするんだな〜。黙ってそばにいてくれる人。そういう人が大切なんだなってことに気づきますよ(?)。こりゃビールがすすむ〜。
▼材料(2人分)
鶏もも肉(大)……1枚(約300g)
〈甘辛だれ〉
┏しょうゆ……大さじ1
┗砂糖、みりん……各小さじ2
キャベツの葉のざく切り……1/2枚分
塩 こしょう サラダ油
▼作り方
(1)材料の下ごしらえをする
鶏肉は余分な脂肪を取り除いて皮をはがし、肉は一口大に、皮は大きめの一口大に切る。塩小さじ1/4、こしょう少々をふり、もみ込んでなじませる。甘辛だれの材料を混ぜ合わせる。
(2)へらで押しながら焼く
フライパンにサラダ油小さじ1を強めの中火で熱する。肉と皮を重ならないように広げ入れ、へらで押しながら3分ほど焼きつける。上下を返し、さらにへらで押さえながら2分ほど焼く。
(3)甘辛だれをからめる
出てきた脂を、大さじ1ほど残してペーパータオルで拭き取り、肉と皮を中央に寄せる。甘辛だれをフライパンの縁にそって回し入れ、ひと煮立ちしたら全体にからめる。器に盛り、キャベツを添える。
ここまで読んでいただいたみなさんには、串に刺さない焼きとりの魅力をおわかりいただけたかと思います! まずは一度作って、ガリッガリに焼いた甘辛だれをまとった皮のおいしさを実感してくださいね〜。
料理/髙山かづえ 撮影/鈴木泰介 文/編集部・小林
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