ちょっとしたお茶うけにも、おせちの栗きんとんにも。
ふだんのおやつからハレの日の一品まで使える、栗の甘露煮。
自家製だから、ちょっとふぞろいだってOK!
甘すぎないやさしい味わいも、手作りならではです。
簡単な栗のむき方から順を追って、写真とともにご紹介します。
『栗の甘露煮』のレシピ
材料(作りやすい分量)
栗……500ɡ
あればくちなしの実……1個
砂糖
くちなしの実乾燥させたくちなしの果実で、水に浸すと黄色い色が出るのが特徴。製菓材料店や大型のスーパーなどで購入可能。
作り方
(1)材料の下ごしらえをする

あればくちなしの実は縦半分に切る。栗は大きめの耐熱のボールに入れ、約40℃のぬるま湯をかぶる程度に注ぐ。30分ほど浸し、鬼皮(外側の堅い皮)を柔らかくする。
(2)栗をむく

栗の水けを拭き、底のざらざらした部分を切り落とす。

切ったところをとっかかりにして包丁の刃元を入れ、下から上に向かってはがすように鬼皮をむき、むいたものから水につけておく。

水けを拭き、包丁で平らなほうの側面(渋皮〈鬼皮の下にある薄い皮〉)を切り落とす。すべらないように注意しながら、残りの渋皮をむき、むいたものから水につけておく。
(3)栗を煮て、さます

口径約20㎝の鍋に栗、かぶるくらいの水、くちなしの実を入れ、中火にかける。煮立ったら弱火にし、15分ほど煮る。

火を止め、そのままさます。
(4)栗を洗い、シロップを煮て入れる

ボールに水をはり、栗をやさしく取り出してかるくすすぎ、水けをきる。
(3)の鍋をさっと洗い、水300㎖、砂糖180ɡを入れ、中火にかける。

砂糖が溶けるまで混ぜ、栗を重ならないように1つずつそっと加える。
(5)栗をシロップで煮て、仕上げる

厚手のペーパータオルで落としぶたをし、弱めの中火にする。

煮立ったら弱火にし、15 分ほど煮る。火を止め、そのままさます。清潔な保存容器にシロップごと入れて保存する。シロップに浸った状態で、冷蔵で2 週間ほど、冷凍で2カ月ほど保存可能。
ひと口かじれば
ほのかな甘みとほくっとしたやさしい舌ざわりで、心からしあわせに。
豊かな秋の実りを満喫できる、栗の甘露煮。
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