伝説の方にお会いしてきました!【タサン志麻さん講演会にいったお話】
母の日の先日、セルフ母の日プレゼントと称して、タサン志麻さんの講演会に参加してきました!
告知を見た瞬間「コレは行かなきゃ!」と興奮した私。料理好きの友人に声を掛けたら2つ返事で「行く行く!」ということで大慌てでチケットを予約。
講演会も楽しみですが、今回は志麻さんレシピのもとに作られたランチのコースを頂いた後に講演会という流れでしたので、お食事にも期待が高まります。
11:30開場、12:00よりお食事スタートでしたが、開場前から多くの女性(男性もチラホラ)がホールを埋め尽くしていて、その人気度が伺えました。


(帰りに買おうと思ったら無くなっていた)
いよいよ会場へ。
フリードリンクの中にはノンアルコールカクテルもあり、
母の日にちなんだ「クランベリー・アップル」というものがあったので、せっかくなのでこちらを頂きました。
スッキリした甘さのクランベリーとそのほのかな色合いがカーネーションを連想させ、今日が母の日ということを再認識させてくれます。
以下、お料理の数々・・・。

埋め尽くされたコース。

スパニッシュオムレツと
シェブールチーズをのせて焼いたバゲットのサラダ仕立て


地の物が使われていたのが嬉しかった!

ナッツの風味豊かなブラマンジェ。
目にも舌にも華やかなランチを満喫した後は、待望の志麻さんの登壇です。

淡いピンク色のふんわりしたブラウスをまとった志麻さんは思っていたよりも小柄で、
でもそのお話の仕方はメディアでお見掛けするそのままの、穏やかな可愛らしい印象。
一時間という長い時間を水分も一切摂らず、一言一言ゆっくり丁寧にお話してくださいました。
紆余曲折した時代のお話
山口県ご出身の彼女が幼少期を過ごした環境、幼少期の食卓の雰囲気。フレンチと出会い、レストランやビストロで働いた時代。もっと気軽に食べてほしいのにフレンチ=格式高い?という当時のイメージや、自分が描く会話豊かな食卓との差に違和感を覚え、置手紙一つでお店を辞めたこと。年下のフランス人男性との出会い、結婚。ご自身がなぜ家政婦の道に入ったのか。
こんなド素人・イチ主婦の私が志麻さんのお料理と同じものを作れるとは到底思ってはいませんが💦
参考になるお話も沢山聞かせてくださいました。
レシピに頼りすぎない
ともすると、レシピ通りに計量し、火加減を守り、完成に近づける・・・レシピを忠実に守ったことにものすごい達成感を覚えたりするのですが、味は予想していたものではないことも度々・・・。作る環境が違うので、レシピ=理想通りというわけではないのです。自分の五感を信じて調理すること。レシピに縛られすぎていた自分にとってはハッとさせられた言葉です。
また、レシピを読み解いていくことも大切だと。読み進めていくと「ン?この工程は後でもよいのでは?」といったような、自分なりの改善点が生まれることもある、はず。固定観念を振り払うことも大切だと教えていただきました。
失敗を恐れない
手順書通りに作り、上手く作れること。もちろんそれはよいことではありますが、それが続くと、「どうして」上手く作れたのかの気づきが無いと志麻さんはおっしゃいます。失敗した時は気づきの、成長のチャンス。こう考えると失敗することも大事なことのように思えて気持ちが楽になったのでした。
段取りと調理
家政婦という職業柄、作り置き料理を作ることは多々あるけれど、ご自身の暮らしの中で作り置きはほとんどなさらないと意外な発言も飛び出しました。まだ小さなお子さんが3人もいらっしゃるから、きっと作り置きをフル活用されていると思っていたのでびっくりの私。
志麻さんのプライベート作り置きは、1品を倍の量で作って、それをアレンジするというものでした。「作り置きはついでに」という言葉に、わざわざ作り置きをしていた時期のあった自分を振り返ります。作り置きを作るのに何時間もかかり、何品も作り上げたタッパーを見てひとり悦に入っていました。志麻さんは「何時間も調理をする時間があれば家族と交わっていたい」と。なんて素敵な奥さん、お母さんなんだろう。私は料理をすることの本来の目的とずれていたのかもと気づかせてもらえたように思いました。
食材と調味料
フレンチといったら、何種類もの調味料を使って難しい足し算引き算をしながら生み出される敷居の高いお料理かと思いきや、「塩さえあればフランス料理は大丈夫」とさらっと言う志麻さん。
塩でしっかりと味付けしておけば、供する野菜類が優しい味付けでも、味にメリハリが付き、「抜け感」が出るのだそう。日本では、その「抜く」部分にお米がありますが、フレンチは塩でパンチを与えることで他の食材との強弱をつけると教えてくださいました。
献立の立て方
「今日のメインは麻婆豆腐にしよう!となると副菜は中華っぽいのがいいかなぁ」
こんな風に始まる私の献立の立て方に、真っ向から志麻さんが稲妻のような衝撃を与えたのは「献立は料理名で考えず味で考える」の言葉。
調理法(フライパン・オーブン・煮込み・揚げ・蒸し・マリネ)×味付け(塩コショウ・醤油・砂糖・味噌・コンソメ・トマト系・クリーム系)で料理を組み立てるやり方。
なるほど、ここから献立を考えれば、わざわざ買い出しに出なくとも、在庫のもので料理を作り出すことも可能です。
あっという間の一時間でした・・・!
と、上記以外にも沢山のことを、その可愛らしい声と表情で伝えてくださった伝説の家政婦・志麻さんでしたが、一貫しておっしゃっていたのは
「食事は会話を、人との交わりを楽しむもの」
この一言に尽きる気がします。
彼女が険しい料理人の道を降りて、家政婦になったこと、年下のご主人との間にもうけた3人のお子さんと築いてきた家庭。
自分の大切な人たちと交わす一食一食を、この方は大事にしているのだろうなと、それがとても感じられた一時間でした。
帰宅後、自身の食生活(時には携帯をいじっていたりするダメ人間な私)を振り返り、
家人との限られた回数であろう一食一食を、もっと愛しんでいかなくてはと猛省したのでありました♪







