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秋

10月の神無月とは?島根・出雲に神様が集まる由来や秋の七草の魅力を専門家が解説

きれいな青空が広がり、外にでかけるのに心地よい季節になりましたね。

10月の和風月名は「神無月(かんなづき)」。 この月は全国の神が島根の出雲大社に集まるため、地元では神が不在になるという意味から「神無月」に。一方、島根では「神在月(かみありづき)」という呼び名も。ちなみに神々は縁結びの相談をするために集まるそう。

今月は、思わず外へおでかけしたくなるシーズンにちなんで「行楽」のお話と、この時期だけの美しい姿で心を和ませてくれる「秋の七草」をご紹介します。

「行楽」とは?

暑さも寒さも厳しくない秋や春は「行楽」という言葉をよく耳にします。「山野などに出て、遊び楽しむ」という意味で、屋外で自然に触れるのにぴったり。秋には春の花見と同様に「もみじ狩り」という奈良、平安時代から続く独特の行楽もあります。貴族が紅葉の美しい場所に出向いたり、庭に紅葉を植えて愛でたりという習慣があったそう。江戸時代には庶民にも広まり、花見のように宴会を楽しんだといわれています。

「秋の七草」とは?

春の七草は食用ですが、秋の七草は観賞用として植物を愛でる習慣です。萩(はぎ)、ききょう、なでしこ、くず、おみなえし、ふじばかま、尾花(=すすき)の7種類で、楚々とした姿が印象的です。いずれも一年の中で秋の限られた一時期に咲き、輝きを増す植物です。その美しい姿に、秋の七草を題材に和歌を詠む歌人も多かったとか。

今しか出合えない素晴らしい秋の魅力を、暮らしの中で一緒に楽しんでいきましょう。

教えてくれたのは……広田千悦子さん

日本の行事室礼研究家。北海道出身。歳時記やしきたり、年中行事、四季折々の暮らしなどを、エッセイを通して表現しつづける。日本の行事や習わしの由縁などにふれ、自分らしいしつらいを試みていく稽古「季節のしつらい稽古」を主宰。中日新聞・東京新聞の生活面で「くらし歳時記」を連載中。

(オレンジページ刊行『旬のおかずカレンダー』より)

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歳時記監修/広田千悦子 イラスト/北原明日香 文/編集部・谷本、藤澤