食べ物の「なぜ?」を探ろう!
ふだんよく食べているチーズ。何からできているんだろう……。いつもよく食べている身近な食材も、どうやってできているのか、じつはよく知らない……ということはよくあるもの。
こどもに聞かれたとき、興味をより引き出すには、家で実際に作ってみるのもいいかも?
フレッシュチーズをつくろう
『牛乳から作るフレッシュチーズ』の画像一覧を見るチーズは牛乳からできるもの。でも、牛乳はさらさらの液体で、チーズは形のある固体。どんなふうにかたまるんだろう?
そんな疑問を持ちつつ、実験スタート!
今回作るのは、カッテージチーズというフレッシュチーズです。
材料
牛乳……500mlレモン汁……20ml
道具
口径20㎝の耐熱ボールスプーン
ボール
ざる
目の細かいふきんまたはさらし
作り方
1 牛乳にレモン汁を加えて温める
耐熱のボールに牛乳とレモン汁を入れ、スプーンで混ぜる。電子レンジで4分30秒~5分温める。かたまっていなかったら、もう1分温めて。牛乳を取り出すときには、やけどに注意!
※ボールの厚みによっては熱が入りづらく、掲載した時間では固まらない場合もあります。その際は、様子をみながら1分ずつ追加で加熱してください。
チェック! スプーンですくってみよう
スプーンの上をよく見てみましょう。白いはずの牛乳が透明になって、なかに白いかたまりができていますね!
じつは、牛乳にはたんぱく質がふくまれています。あたためられた牛乳のなかで、レモン汁がたんぱく質をあつめてかたまりにしているんですね。
2 ざるとふきんでこし、しぼる
ボールにざるを重ね、ふきんをしく。あたためた牛乳をあけて、5分ほどおいてさましたら、よく絞って水けをきる。
できあがり!
わ~、ぽろぽろになった!
塩をふってそのまま食べたり、サラダやパンにのせて食べてみて。おいしいチーズができたかな? どんな味、どんな食感になったか、親子で話しながら確かめてくださいね。
できたカッテージチーズは、2~3日以内に食べきって。絞ってとれた水け(ホエー)もぜひ味見を。栄養分が残っているので、スープやスムージーなどに入れて活用してください。
「料理」=「科学」。食べ物の「なぜ?」を料理をしながら解き明かしていくのって楽しい!
食材の変化をこどもといっしょに観察しながら、「どうしてこうなったの?」と考えることで、こどもの思考力をのばすことができます。
また、できた料理をおいしく食べることで、達成感も生まれますよ。
(『食べ物の「なぜ」を探ろう! キッチン実験室』より)
関連記事
ホットケーキをふんわりふくらませるには、レモンが決め手になる……⁈ヨーグルトメーカーがなくてもできる! 牛乳からヨーグルトを作ってみよう
【おうちで実験】できたてが格別!親子で〈手作りバター〉にチャレンジ♪