2022.12.09

親子で実験! 牛乳からチーズを作ってみよう

食べ物の「なぜ?」を探ろう!

ふだんよく食べているチーズ。何からできているんだろう……。

いつもよく食べている身近な食材も、どうやってできているのか、じつはよく知らない……ということはよくあるもの。
こどもに聞かれたとき、興味をより引き出すには、家で実際に作ってみるのもいいかも?

フレッシュチーズをつくろう

『牛乳から作るフレッシュチーズ』の画像一覧を見る

チーズは牛乳からできるもの。でも、牛乳はさらさらの液体で、チーズは形のある固体。どんなふうにかたまるんだろう?
そんな疑問を持ちつつ、実験スタート! 
今回作るのは、カッテージチーズというフレッシュチーズです。

材料

牛乳……500ml
レモン汁……20ml

道具

口径20㎝の耐熱ボール
スプーン
ボール
ざる
目の細かいふきんまたはさらし

 作り方

1      牛乳にレモン汁を加えて温める



耐熱のボールに牛乳とレモン汁を入れ、スプーンで混ぜる。電子レンジで4分30秒~5分温める。かたまっていなかったら、もう1分温めて。牛乳を取り出すときには、やけどに注意!

※ボールの厚みによっては熱が入りづらく、掲載した時間では固まらない場合もあります。その際は、様子をみながら1分ずつ追加で加熱してください。
 

チェック! スプーンですくってみよう



スプーンの上をよく見てみましょう。白いはずの牛乳が透明になって、なかに白いかたまりができていますね!
じつは、牛乳にはたんぱく質がふくまれています。あたためられた牛乳のなかで、レモン汁がたんぱく質をあつめてかたまりにしているんですね。

2      ざるとふきんでこし、しぼる



ボールにざるを重ね、ふきんをしく。あたためた牛乳をあけて、5分ほどおいてさましたら、よく絞って水けをきる。

できあがり!



わ~、ぽろぽろになった!

塩をふってそのまま食べたり、サラダやパンにのせて食べてみて。おいしいチーズができたかな? どんな味、どんな食感になったか、親子で話しながら確かめてくださいね。

できたカッテージチーズは、2~3日以内に食べきって。絞ってとれた水け(ホエー)もぜひ味見を。栄養分が残っているので、スープやスムージーなどに入れて活用してください。

「料理」=「科学」。食べ物の「なぜ?」を料理をしながら解き明かしていくのって楽しい! 
食材の変化をこどもといっしょに観察しながら、「どうしてこうなったの?」と考えることで、こどもの思考力をのばすことができます。
また、できた料理をおいしく食べることで、達成感も生まれますよ。

『食べ物の「なぜ」を探ろう! キッチン実験室』より)

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監修/原口るみ(ガリレオ工房) 料理・スタイリング/八木佳奈 撮影/sono(bean) 文/編集部・和田有可

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