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2025.08.22

自由研究に!【なぜなぜキッチン実験室】魚の不思議②“まぐろ”の豆知識とレシピを紹介!

いつもご飯のおかずとして食べている魚。「どのぐらいの大きさ?」「走るスピードはどのぐらい?」など、魚の不思議について調べて、おいしい料理も作っちゃおう! 第2弾は「まぐろ」です。自由研究の題材としてもおすすめです!

第1弾「鮭」の豆知識とレシピはこちら

第3弾「あじ」の豆知識とレシピはこちら

“まぐろ”の不思議① まぐろはどれくらい大きいの?

まぐろといっても、たくさんの種類があって、大きさもさまざま。いちばん大きいのは「黒いダイヤ」とも呼ばれる高級魚「黒まぐろ」。カナダで676㎏もあるものがとれたこともあるよ!

すしや刺し身など、日本人はまぐろが大好きだけど、いちばんよく食べられているのは、静岡をはじめ、宮城、宮崎などの海でとれる「きはだまぐろ」。体長は200〜250㎝で、250㎝は部屋の床から天井までの高さと同じくらいだね。

いちばん小さなまぐろは「びんながまぐろ」で、脂ののった部分は「びんとろ」としておすし屋さんでも人気。体長は120㎝前後で、小学校1〜2年生と同じくらいだよ。

“まぐろ”の不思議② まぐろは永遠のスイマー

まぐろは一生泳ぎつづけるといわれているけど、実際、かなり速いスピードで泳いでいるんだ。時速80〜90㎞と高速道路で車に乗っているときと同じくらいで、最高時速160㎞にも! 

24時間休むことなく口も開けっ放し。水中の新鮮な酸素を口からえらに取り込んでいて、泳ぎをやめると酸素不足になるので、死ぬまで泳ぎつづけるというわけなんだ。まぐろの体は高速で泳ぐために、冷たい海でも体温が下がらないようになっていて、形が紡錘形(ラグビーボールのような形)なのも、泳ぐときに水の抵抗を受けにくくして、無駄がないようにという理由なんだね。

まぐろで料理を作ってみよう!~「まぐろの手こねずし」のレシピ

まぐろの刺し身を使った料理を紹介するよ。すぐに食べられるように一口大に切ってあるものではなく、「さく」(小さく切り分けていない、かたまり状のもの)を使ってね。甘辛いたれに漬けたまぐろが、ねっとり濃厚!

材料(4~6人分)

米…3合(540㎖)

合わせ酢

酢…1/2カップ
砂糖…大さじ1
塩…小さじ1と1/2

まぐろ(刺し身用)…2さく(約300g)

漬け汁

しょうゆ、酒…各大さじ2
みりん…大さじ1/2

しょうがのみじん切り…2かけ分(約20g)

青じその葉…15枚

みょうが…5個

貝割れ菜…1パック

作り方

1 米を炊く

米はといでざるに上げ、水けをきる。炊飯器の内がまに入れ、3合の目盛りまで水を加える。そこから1/2カップを取り除き、普通に炊く。

2 合わせ酢を作り、ご飯に混ぜる

耐熱のボールに合わせ酢の材料を入れてラップをかけ、電子レンジで30~50秒加熱して混ぜる。飯台または大きめのボールに炊き上がったご飯をあけ、合わせ酢を回しかける。しゃもじで切るように混ぜ、うちわであおいでさまし、ぬれぶきんをかけておく。

3 まぐろを漬け汁に漬ける

耐熱のボールに漬け汁の材料を入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で30秒加熱し、さます。まぐろはペーパータオルに包んで10分ほどおき、幅5mmのそぎ切りにする。漬け汁に10分ほど漬ける。

4 青じそ、みょうが、貝割れ菜を切る

青じそは軸を切り、せん切りにする。みょうがは縦半分に切ってから横に薄切りにする。貝割れ菜は根元を切り、長さ2cmに切る。

5 器に盛ってできあがり!

2にしょうがを加えて混ぜ、器に盛る。4を飾り用に少し取り分けて残りを全体に散らし、3のまぐろをのせる。残した薬味をバランスよく散らしてできあがり!

第3弾は“あじ”の不思議に迫ります。あじのレシピもご紹介!お楽しみに♪(『こどもオレンジページNo.8』より)

第1弾「鮭」の豆知識とレシピはこちら

第3弾「あじ」の豆知識とレシピはこちら

監修/藤本勇二(武庫川女子大学教育学部教育学科教授) 料理/重信初江 撮影/澤木央子 スタイリング/阿部まゆこ 構成・文/singt イラスト/てぶくろ星人 

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