いつもご飯のおかずとして食べている魚。「どのぐらいの大きさ?」「走るスピードはどのぐらい?」など、魚の不思議について調べて、おいしい料理も作っちゃおう! 第3弾は「あじ」です。自由研究の題材としてもおすすめです!
第1弾「鮭」の豆知識とレシピはこちら!
第2弾「まぐろ」の豆知識とレシピはこちら!
“あじ”の不思議① あじの種類は、なんと約150も!

世界中の暖かい海にすんでいる、あじの仲間たち。たくさん種類もあって、その数なんと150 以上! 日本でよく食べられているのは夏に旬を迎える「真あじ」で、刺し身やフライにしてもおいしいよね。
また、「真あじ」のなかにも背が黄色い「黄あじ」や、全体が黒っぽい「黒あじ」などと呼ばれるものなど、さまざま。ブランドあじとして人気の「関あじ」も真あじの一種で、大分県・佐賀関の沖合、豊後水道で漁師が一本釣りしたものなんだ。そのほか、島根の「どんちっちあじ」、長崎の「ごんあじ」など、日本各地でブランドあじが育てられているよ。
“あじ”の不思議② 三枚おろしって何だろう?

「三枚おろし」という状態で売られていることがあるあじ。背骨が堅くて食べにくいから、料理をするときは、背骨を真ん中にして、右側と左側の身(二枚)と、背骨に少し身がついた部分(一枚)の合計三枚に分けることが多いんだ。
まず、ぜいご(尾の近くのとげのようなうろこ)をそぎ取ってうろこを除き、頭を落としたら肛門からおなかに向かって包丁を入れて。内臓を除いて身を開き、骨にそって身を切り離して二枚に(二枚おろし)。骨が残っているほうの身を、中骨から切り離すと、三枚おろしの完成! あじでも小さいものは二枚おろしにすることもあるよ。
あじで料理を作ってみよう!~「あじフライ 梅タルタルソース」のレシピ

スーパーの魚売り場でお店の人に頼むか、三枚おろしになっているものも売っているよ。小骨を取り除くと食べやすさがぐんとアップ! 揚げるときは大人に手伝ってもらってね。揚げたてに、さわやかな梅風味のタルタルをたっぷりかけて。
材料(2人分)
あじ(三枚おろし)…3尾分(6切れ・約240g)
バッター液
小麦粉、牛乳… 各大さじ4
塩…小さじ1/4
こしょう… 少々
梅タルタルソース
梅干し… 1個
ゆで卵… 1個
玉ねぎ… 1/8個(約25g)
マヨネーズ… 大さじ2
水…小さじ1
キャベツのせん切り… 適宜
青じその葉のせん切り… 適宜
パン粉
サラダ油
作り方
1 梅タルタルソースを作る
梅干しは種を取り除き、包丁でペースト状になるまでたたく。ゆで卵は殻をむいて粗く刻む。玉ねぎはみじん切りにする。すべてボールに入れ、残りの材料を加えて混ぜ合わせる。
2 あじの骨を抜く
あじは骨抜きで1~2本ずつ尾から頭に向かって斜めに引き抜き、小骨を抜く。反対側の手で身をしっかり押さえるのがポイント。

3 あじにバッター液の材料をからめて、パン粉をまぶす
バッター液の材料を混ぜ合わせてあじにからめ、パン粉適宜をまぶしつける。
4 フライパンで焼く
フライパンにサラダ油大さじ5を弱めの中火で熱し、3を並べ入れて2~3分揚げ焼きにする。きつね色になったら裏返し、サラダ油大さじ2をたして2分ほど揚げ焼きにし、油をきる。

5 梅タルタルソースをかけて、できあがり!
器にキャベツと青じそを混ぜて盛り、4をのせて1をかける。
第1弾の“鮭”、第2弾の“まぐろ”の不思議やレシピもぜひ参考に♪(『こどもオレンジページNo.8』より)
第1弾「鮭」の豆知識とレシピはこちら!
第2弾「まぐろ」の豆知識とレシピはこちら!