子どもが初めてフライパン調理に挑戦するときは、火を使うときの危険性についてしっかり理解し、準備することが大切。ここでは、フライパンの選び方や使い方のポイントを解説します。
【選び方のポイント】片手で持てる軽いフライパンがおすすめ

子どもが片手で持てることが大事なポイント。直径20㎝で、370g程度の軽いものがおすすめです。浅すぎると炒めたりするときにこぼれやすいので、4㎝くらいの高さがあると◎。
【使うときの約束①】靴下、長ズボンをはき、軍手をはめる

必ず、靴下、長ズボン(またはスパッツ)をはき、軍手をはめます。万が一フライパンをさわったり落としたり、中身がこぼれたりしてしまった場合でも、やけどなどの思わぬけがから守ってくれます。
特に、軍手は手を熱さから守ってくれます。子どもはもちろん、大人もはめておくと、危険なときも手でじかにフライパンを押さえてサポートできるので安心。手のサイズに合った、ゴムのすべり止めがついていないものを選んで。
【使うときの約束②】大人といっしょにあつかう

火は、燃え広がるスピードがとっても早く、すぐに大きくなってしまいます。何かに燃え移ってしまってから大人を呼びに行っても、もう遅いのです。火をひとりで扱うのは危険なので、必ず大人といっしょに調理するようにしましょう。
【使うときの約束③】調理のときは真剣に!

火を扱うときにふざけると、やけどをしたり、けがをしたりしてしまいます。挑戦できるのは、真剣にフライパンを扱う人だけだと心に刻みましょう。
【使うときの約束④】持ち手ははなさない

やけどで怖いのは、フライパンの縁に手が当たってしまうことはもちろんですが、フライパンがひっくり返って、熱い中身が自分にかかってしまうこと。フライパンがぐらつかないように、持ち手をしっかり握っておくことが大切です。
【おうちのかたへ】最初の注意喚起が大事です
子どもが集中力を発揮して安全に調理できる秘訣は、火の危険性を理解すること。調理前に、話し合う時間をしっかりとってください。また、よくあるのが、ちょっとした熱さにびっくりしてフライパンから手を離したりなど、大きくリアクションしてしまうことによるけが。小さなやけどなどはよくあることでしかたないと理解すると、多少熱いくらいでは動じなくなり、大きなけがをしてしまうリスクがぐんと減ります。
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