そう、牛乳です。
自宅で牛乳からヨーグルトを作れるヨーグルトメーカーもありますが、
専用の道具がなくても、家でヨーグルトを作れるんですよ。
・どのくらいおくと牛乳からヨーグルトになるのかな?
・お店で買うヨーグルトと味が違うかな?
などを考えながら、こどもといっしょに実験する気持ちで作ってみるのもいいですね。
ヨーグルトを作る実験、スタート!
材料と用意するもの
⚫︎牛乳…250ml
⚫︎プレーンヨーグルト…大さじ1
⚫︎耐熱の保存容器(容量500ml・電子レンジ加熱できるもの)
※熱湯消毒をしてください
⚫︎温度計
⚫︎バスタオル
⚫︎大さじ、スプーン
作り方
1
保存容器に牛乳を入れ、600Wの電子レンジで1分20秒あたためる。温度計ではかり、40℃前後になっていたら、ヨーグルトを加えてよく混ぜる。
2
あたたかいうちにふたを閉めて、保存容器をバスタオルで包む。直射日光の当たらない、室温15℃以上のあたたかい場所に置く。 3
3時間ほどおいたら、スプーンですくってチェックしてみよう。少しかたまっているかも?
この中では、ヨーグルトの乳酸菌が牛乳の炭水化物にふくまれる糖を食べて分裂する、という変化がおこっています。
4
一晩おき、スプーンですくってみて、とろみがついたら、完成!
はじめは牛乳にほんの少しのヨーグルトを混ぜただけだったのに、一晩たったら【ぜーんぶヨーグルト】になりました。
食べてみると、使ったプレーンヨーグルトとほとんど同じ味になっているはず。
乳酸菌が糖を食べて分裂し、乳酸菌が増えたから、牛乳全部がヨーグルトになったんですね。
お好みで砂糖やフルーツを加えてめしあがれ。
冷蔵庫に入れて保存し、1~2日で食べきってくださいね。
できたヨーグルトでさらに実験!
ボールの上にざるを重ね、ペーパータオルをしきます。できたヨーグルト全量を入れて3時間ほどおくと、かたいヨーグルトと水分にわかれます。この水分の名は「ホエー」。少しすっぱい味のするホエーには、カルシウムやビタミンなどの栄養素がとけこんでいるので、残さず飲んでみて。水けをきったヨーグルトは、クリームのような濃厚な食感になりますよ。
(『こどもオレンジページ NO.1』より)