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離れて暮らす親の安心と防犯に。見守りテックコーディネーターが選ぶお薦めグッズ5選

物騒な事件が頻繁に起きたり、うだるような暑さが続いたりしていて、離れて暮らす親が心配…。でも頻繁に帰省できない…。

そんなとき強い味方になるのが、スマートスピーカーやセンサーなどのデジタル製品。今では数千円~1万円台で取り入れられるものも多いのだそう。

もちろん親の見守りだけでなく、自宅の利便性アップや防犯にも役立ちます。おすすめのアイテムについて、見守りテックコーディネーターの和田亜希子さんに教えていただきました。

1つ取り入れるだけでも安心度がアップ!

戸締まりはちゃんとしているだろうか。食事はとれてるかな? 暑い日はエアコンをつけているのか。倒れて動けない、なんてことになっていないといいけど――離れて暮らす高齢の親に対する不安は、尽きることがありません。

こうした不安の背景にあるのは、「実家の様子が把握できない」ことです。どんな状況かわからなければ、不安も募ります。そして、それが親子関係に摩擦を生む原因にも。

家族のマンパワーだけで介護や見守りを続けるのは大変ですが、環境を少し変えることはそこまで難しくありません。仕組みを整えて親の暮らしを支える――その助けとなるのがデジタルの力です。

たとえば熱中症対策なら、スマートリモコンを導入すれば解決します。手元のスマホで、実家のエアコンを操作できるようになるからです。実家の家電や環境をある程度コントロールできれば、お互いの“確認ストレス”も激減します。

実家“スマート化”におすすめのアイテム5選

(1)スマートスピーカー/ディスプレイ

人の言葉を解析するAIアシスタントを搭載していて、音声操作だけでインターネットを利用できる。画面がついたものが「スマートディスプレイ」。スケジュール管理ができたり、音楽やドラマ、映画などを楽しめるほか、音声(ビデオ)通話も可能。

(2)スマートリモコン

エアコンやテレビなど赤外線リモコンで操作する家電を、スマホアプリを使って動かせるようにする「後付け型IoT(アイオーティー)化アイテム」。操作したい家電のリモコンをアプリに登録すれば、地球の裏側からでも操作できるスグレモノ。

(3)人感センサー/開閉センサー

人の動きを感知、あるいは扉の開閉を検知すると、スマホアプリに通知してくれる。「いつもと違う」行動を察知できるので、見守り・安否確認に役立つ。開閉センサーを玄関に設置すれば、外出・帰宅の遠隔確認が可能に。防犯にも◎。

(4)ネットワークカメラ

インターネット経由で録画映像やライブ映像を確認できるカメラ。内蔵のマイク・スピーカーを使って会話も可能。親の見守りでは、「人感センサーで異変を察知→ネットワークカメラの自動録画映像を確認」といった運用が便利。

(5)スマートドアベル/ロック

Wi-Fi経由でインターネットに接続し、外出中でもスマホで来客対応できるのがスマートドアベル。スマホやICカードなどでドアの施錠・解錠ができるのがスマートロック。遠隔でカギの開け閉めができるので、防犯対策や緊急時の開閉に。

年齢を重ねるにしたがって、心身の衰えや認知機能の変化により、それまで当たり前にできていたことが少しずつ難しくなります。物忘れが増えたり、予定の把握がしづらくなったり。

そんなとき、予定を自動で知らせてくれる仕組みがあれば、「今日は何をする日だろう」と戸惑うことは減りますし、複雑に感じはじめたリモコン操作も、音声で簡単に行えるようになれば、大きな助けになります。

離れて暮らす親のサポート、一人で抱え込まないで。デジタルに頼っていきましょう。

教えてくれたのは……和田亜希子先生

「見守りテック情報館」運営。認知症を発症した親の遠距離介護・見守りの体験をもとに、ITを活用した遠隔での見守りや、高齢者の生活サポート法などに関する情報を発信している。雑誌やラジオなどのメディアにも出演。著書に『親が心配な人の見守りテック』(日経BP)などがある。

(オレンジページ刊『デジタルグッズ活用で安心! 遠隔スマート介護術』より抜粋・一部改変)

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監修/和田亜希子 原文/鈴木靖子  イラストレーション/松元まり子  文/編集部・嶋田