ツレヅレハナコさんと「理想の揚げ鍋」作りました!

「理想の揚げ鍋」18cm vs 13cm 口径サイズの違いを徹底比較

文筆家・料理研究家のツレヅレハナコさんが極めた、揚げもののノウハウをかたちにした「理想の揚げ鍋」。よくいただく質問が「口径18cmと13cm、どっちがいいですか?」というもの。そこで今回は、ハナコさんといっしょにその迷いにズバリ切り込みます!

ぶっちゃけ、どっちが人気?

最初に開発したのは、18cm(写真左)。反響の中にあった「もっと小さいのが欲しい」「1人分をちょこっと揚げたい」という声に応えて、超コンパクトサイズの13cm(写真右)を作りました(どちらも金型から製造した、完全オリジナル!)。販売期間が1年長い、という理由で累計販売数は、18cmのほうが1.5倍。しかし期間で割るとほぼ同数なので、人気としては同じくらいです。気になるかたがとても多い、使う油の量の違いについては、過去に検証していますのでこちらをどうぞ

18cmがおすすめな人と、13cmがおすすめな人

ハナコさん曰く「ふだんから揚げものをする人なら、断然18cm。少しだけ揚げたい人や手作りお弁当勢、揚げものビギナーさんには、13cmがおすすめです」とのこと。 「そう言われてもなあ、自分はどっちかなあ~」とまだ迷うかた! 実際にどんな感じになるのか、鶏のから揚げを作って、ふたつの鍋を比べてみました。

鶏のから揚げで比べてみた

18cmの揚げ鍋の小冊子に掲載しているレシピで、一度にいくつ揚げられるかを検証。鶏もも肉1枚(350g)を5~6個に切り分け、それぞれ180℃の油で、ときどき返しながら揚げていきます。

一度にいくつ揚げられるか

鍋の内側に印してある油の上限の線を超えないように、それぞれ最大限入れてみたところ……、

18cmの揚げ鍋では、合計10個、鶏もも肉2枚分(700g)を一度に揚げられました。

13cmの揚げ鍋では、合計5個、鶏もも肉1枚分(350g)を一度に揚げられました。

見た目としては、どちらも遜色なく揚がりました! いやー、いつ何度揚げてもきれいに揚がるな(自画自賛)。ところどころ白っぽく粉が残るのは、片栗粉が水分を含む前に、粉のままからりと揚がるため。
内側に肉汁をたっぷりとたたえたこの立体感よ! デパ地下のから揚げにも負けないぞ! 以前、フライパンとの揚げ比べで検証していますが、フライパンで揚げると、水分が抜けて小さくなりがちなのです。この差を実感してしまったら、もうフライパンで揚げようとは思えなくなるのでキケンです(笑)。

油の飛び散り具合に差があるか

縁のカーブのおかげで油の飛び散りが少ないことが自慢の鍋ですが、上限ギリギリまで油を入れて揚げたので、13cmは、このくらいの油の飛び散りがありました。容量の差だったのでしょうか、18cmはこれよりも少なかったです。いずれにしても、どちらもひと拭きできれいになるレベルでした。

揚がりかたに違いはあるか

カットして中を見てみました。

左が13cm、右が18cmで揚げたもの。どちらも肉汁をしたたらせて、ジューシーに揚がっていました。違いなし!

ハナコさんが教えてくれた、このから揚げは、しょうがの絞り汁(←汁だけ。これがポイント)、酒、しょうゆ、片栗粉のみのシンプルレシピ。久しぶりに食べましたが、やっぱりおいしい。同僚の母上が「他のおかずといっしょに食べても、味が濃すぎなくて、ちょうどいい」と、お気に入りなんだとか。そう、年配のかたのお口にもあう上品な味わいなのです。18cmの揚げ鍋をお持ちのかたは、ぜひ作ってみてほしいです。13cmの揚げ鍋をお持ちのかたは、鶏手羽のチューリップから揚げが似た味わいです。こちらもおすすめ!

まとめ

結論としては、機能性に違いはないので、一度に揚げられる量で検討してみるのはいかがでしょうか。 ハナコさんとよく話すことなのですが、ひとつ使って気に入ってくださり、両方使っているというかたも結構多いです。ありがたいことです……! 一日も早く決断して(笑)、ファビュラスな揚げものライフを送っていただけますように。迷っているかたの参考になりましたら幸いです。

ツレヅレハナコ × オレンジページふたつき鉄製ミニ揚げ鍋
ツレヅレハナコ × オレンジページふたつき鉄製揚げ鍋
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ツレヅレハナコさん
旅と酒をこよなく愛する文筆家・料理研究家。雑誌や書籍、WEB、料理講座などで活躍中。週に2~3度は家で揚げものをするほどの揚げものLOVERで、初心者でも失敗しない揚げ方に定評がある。著書に『ツレヅレハナコの揚げもの天国』(PHP研究所)、『ツレヅレハナコのからだ整えカレー』(Gakken)など。

文/通販担当ヒラオ

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