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「ちくわ愛」が止まらない! 料理編集者・山田の「ちくたまチーズトースト」

2021.03.08

オレンジページのベテラン編集者たち

入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者3人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。

ちくたまチーズトースト

vol.22

入社26年目 計量が苦手な山田の場合
『ちくたまチーズトースト』

 

関係者の間では、「中の人連載」と呼ばれているこの企画も、おかげさまで回を重ねること二十二回。毎回、オレぺの中の人が、普段食べているものを「赤裸々」に語ってきたわけですが、赤裸々ゆえに私の場合、大好きな「ちくわ」の登場率が半端ない(汗)。炒飯にもスープにも、そしてあえものにもちくわ、ラーメンにウインナソーセージを使ったときでさえ、わざわざ「ちくわを使ってもおいしいです」と補足する徹底ぶり。好きなんですね~、ちくわが……

「いくらなんでも毎回ちくわじゃ、ちょっとな~」と思って、これでもだいぶこらえていたつもりなんですが、実際食べてる率が高いし、ちくわへの愛は深まるばかり(笑)。これからもきっと、「ちくわ愛」全開の偏愛メニューを語り、作ってしまうと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

というわけで(どういうわけなんだか……)今回紹介するのは、ちくわはもとより、卵にチーズと、自分の好きなものを合体させたお気に入り「ちくたまチーズトースト」。ちくわのチーズトーストといえば、ちくわをスライスしたものを食パンの上に並べてマヨネーズを絞り出し、チーズを散らして焼いたものをときどき作って食べていたんですが、ある日突然思いついたのが、「ちくわを土手にする」という奇策。食パンの上にちくわで土手を作れば、土手の内側に卵を割り落としても、白身がこぼれ落ちないのではないかと試しにやってみたら、これが意外とうまくいったというわけ。

ちくわとチーズに塩けとうまみがあるので、複雑な味つけいらずでラクチン。さらにオーブントースターで焼いている間に、サラダなり、スープなり、トーストに添えるもう一品を無理なく作ることができる効率のよさがまたいいんですよね。なんとなく見た目もおしゃれっぽい気がして、一人ニヤニヤしながら食べてる自分がちょっと怖くなったりもしますけど、これがちくわ好きにはたまらない至福の時間なわけでして……。だれも見てないし、これからも遠慮なく、休日のブランチや、テレワーク時のお昼ごはんにせっせと作って、ちくわを満喫したいと思います(笑)。

 
  • トーストにナイフを入れたときに、黄身がとろ~んと流れ出す

    卵にどの程度火を通すかはお好みですが、ナイフを入れたときに、黄身がとろ~んと流れ出す、このくらいの状態が私のベスト。とろとろの黄身をちくわやパンにからめながら食べるのが大大大好きなんですよね(大多すぎ・笑)。

  • アボカドとかにかまのトースト

    ちくわに次いで、かにかまも大好きなもんですから、最近お気に入りのチーズトーストかにかまバージョンもお見せしたりして(汗)。冷凍アボカドとかにかまを食パンにのせ、チーズ、マヨネーズをトッピングして焼くだけなんですけど、これはもうつまみとしても抜群の味わい。くせになってます。

オレぺの中の人のうちごはんレシピ

『ちくたまチーズトースト』

ちくたまチーズトースト

材料(1人分)

  • 食パン(8枚切り) 1枚
  • ちくわ 1と1/2本
  • 卵 1個
  • ピザ用チーズ 適宜
  • 塩 粗びき黒こしょう
  • ※食パンは厚切りのものよりも、薄切りのものを使ったほうが、全体の食感のバランスがいいように思います。それと、仕上げに万能ねぎを散らしたのは、朝食べる納豆の薬味用に刻んだものがあったから。パセリや青じそなんかを刻んだものでもおいしいと思うし、なくても大丈夫です。

作り方

  1. 食パンの真ん中をスプーンなどで押しつぶし、卵の黄身がおさまるくらいのくぼみを作る。ちくわは縦半分に切り、切り口を下にして、四角い土手を作るイメージで、食パンの上に並べる。⇒くぼみを作るひと手間は意外と重要。くぼみを作っておくことで、ちくわの土手から卵の白身があふれ出すリスクが格段に軽減されます(笑)。なお、食パンやちくわのサイズによって土手用に使うちくわの分量は変わると思います。今回私は、近所のパン屋さんで買った小さめの正方形っぽい食パンを使ったので、縦半分に切ったちくわ2切れと、縦半分に切ったちくわ1切れの長さを半分に切ったもの2切れを使って、土手を作りました。このあたりは臨機応変に加減してください。
  2. ちくわの土手の内側に卵を割り落とし、塩少々をふる。オーブントースターの網の上にアルミホイルをのせ、その上に食パンをそっとのせて焼く。卵の表面が少しだけ白っぽくなってきたら、上からアルミホイルをかぶせてさらに焼く。
    ⇒卵に火が通るまではかなり時間がかかるので、パンやちくわが焦げないように、途中からアルミホイルをかぶせてじっくりと焼きます。
  3. ちくわの土手白身の色が白く変わり、卵がある程度固まったら、やけどをしないように注意してトーストを取り出す。黄身のまわりにチーズを散らし、トーストをオーブントースターの網の上に直接のせる。アルミホイルをかぶせずに、チーズが溶けるまで焼く。皿に取り出し、万能ねぎと粗びき黒こしょうを散らす。
    ⇒そのままでもおいしいけれど、しょうゆをひとたらししたり、ちょっとケチャップを絞ったり、お好みでひと味足すのもいいと思います。ちくわはきっとどんな味も受けとめてくれるはず(個人の願望です)。
山田かおり
Editor No.01 山田かおり(通称・山先輩)
大学卒業後、1994年にオレンジページに入社。料理にも編集にもまるで興味がなかったのに、オレンジページ編集部に配属。料理編集者の道を歩み始める。以来ずーっと料理企画を担当。料理編集者でありながら、計量と甘いものが苦手という変わりだね。プライベートではプロレスと酒をこよなく愛し、夫と愛猫1匹、リクガメ夫妻と暮らす。

山田のうちごはんレシピ、
こちらにもあります。

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