静岡市は、海あり、山あり、気候よし。
この街においしいものがないわけがありません!
そのうえ、静岡市中心部の駿府エリアは、徳川家康が幼年期、壮年期、晩年を過ごしたゆかりの地。
2023年のNHK大河ドラマ
「どうする家康」のスタートを前に、今、盛り上がりに盛り上がっているんです!

というわけで今回は、静岡市のおすすめスポットをエリアごとにご紹介。
グルメも、歴史も、体験も。
静岡市の魅力を存分にレポートしちゃいますよ♪
【目次】
1. 家康が終の棲家に選んだ街『静岡市中心部エリア』・「家康手植のみかん」に出会える『駿府城公園』・家康が元服式を行った『 静岡浅間神社』・徳川慶喜公の屋敷跡に開業された料亭『浮月楼』・家康も通った(?)戦国時代の道『静岡市歴史博物館』・休憩も、お土産選びも『しずチカ茶店 一茶』2. 自然を味わう『オクシズ 玉川エリア』・茶畑を歩き、縁側カフェを楽しめる『志田島園』3. 食も遊びも! 新たな風が吹く『しずまえ 用宗エリア』・ソウルフードの生しらす丼を食べるなら『どんぶりハウス』
1. 家康が終の棲家に選んだ街『静岡市中心部エリア』
東海道新幹線・静岡駅からほど近い静岡市中心部エリアは、駿府城跡や26棟の重要文化財を有する浅間神社など、歴史的スポットが多いエリア。また、海も山も近く、地元の恵みが集まったグルメタウンでもあります。
・「家康手植のみかん」に出会える『駿府城公園』

静岡駅から、徒歩15分ほどのところに位置する
「駿府城公園」は、静岡市の史実を学ぶうえで重要なスポット。
徳川家康が五ケ国(三河、遠江、駿河、甲斐、信濃)支配の拠点として建てた城であり、将軍職を退いたのちに終の棲家として大改修した居城でもある
駿府城の跡地を利用し、整備された公園です。
公園内には、復元された建物である、東御門、巽櫓、坤櫓、大名庭園を思わせるような紅葉山庭園などがあり、見学することができます。

こちらは園内の天守台跡付近にある、
「家康手植のみかん」。
徳川家康が植樹したと伝えられている、県指定天然記念物です。
このみかんは、香りがよく、小粒で、酸味が強いのが特徴で、年に5~6000個ほど収穫されるのだそう。
一般販売はされませんが、一部は静岡市民に配布され、一部は静岡市内の企業がコンフィチュールや、チョコレート、ドレッシングなどの商品に加工するのだそう。
どの商品も販売期間と数量に限りがあるので、見つけた際はぜひお土産にゲットして!

旅の思い出づくりにおすすめなのが、駿府城跡を一周できる
「葵舟」。
船頭さんに、築城にまつわる歴史を教えてもらいながら、およそ40分かけて駿府城跡のまわりを一周します。
駿府城跡と、周辺の静岡市の街並みがあいまって、景色も◎。
特に天気のいい日は、最高です。
春には満開の桜がお堀の水面に映り、絶景だそうですよ♪

また、敷地内では、駿府城跡天守台発掘現場を間近で見られる
見学ゾーンと、調査に関する情報をわかりやすく展示している
「発掘情報館きゃっしる」を併設。
発掘によってひも解かれる歴史のロマンに、心躍ることうけあいですよ♪
・家康が元服式を行った『静岡浅間神社』

静岡浅間神社は、静岡市を見晴らす賎機山(しずはたやま)のふもとにある神社で、
神部(かんべ)神社、浅間(あさま)神社、大歳御祖(おおとしみおや)神社の三本社と、麓山(はやま)神社、八千戈(やちほこ)神社、少彦名(すくなひこな)神社、玉鉾(たまぼこ)神社の四境内社の総称。

社殿は、内外に漆塗と数多くの絵画や彫刻がほどこされ、非常に華やか。
社殿群の26棟が重要文化財に指定されており、
「東海の日光」と称されています。

ここは徳川家康が14歳の時に元服を行った場所であり、その後長きに渡って徳川将軍家から手厚く庇護された、徳川家を象徴する神社でもあります。
この神馬の彫刻も、徳川3代将軍家光公が家康公の寄進した神馬を偲んで、左甚五郎に作らせたもの。
『叶え馬』と呼ばれていて、祈りを捧げると何でも願い事が叶うといわれる、パワースポットです!
・徳川慶喜公の屋敷跡に開業された料亭『浮月楼』

静岡市の歴史に触れながら、おいしいランチを食べたい!
そんなときにおすすめなのが、ここ
「浮月楼」。

元は徳川慶喜公が大政奉還の後に過ごした屋敷跡地で、静岡の迎賓館として開業された料亭です。
建物はもちろん、その庭園の美しさは格別。
晴れの舞台にぴったりのロケーションで、結婚式場としても多くの人に利用されています。

地元の食材を使いていねいに作られた料理は、どれも素材のおいしさが生かされていて、絶品。
たまのぜいたくにランチ懐石を楽しむのも◎。
リーズナブル&カジュアルに浮月楼の料理を楽しみたいかたには、浮月楼本館3階のレストランもおすすめですよ♪
・家康も通った(?)戦国時代の道『静岡市歴史博物館』

静岡市の新しいスポットとして注目を集めているのが、2023年1月13日(金)にグランドオープン予定で、現在プレオープン中の
静岡市歴史博物館。
駿府城公園に隣接しており、旅のスケジュールに組み込みやすいところもうれしいポイントです。

一番の目玉は、博物館の建設前の調査で発見された長さ33mの戦国時代末期の道と石垣の遺構。
これを、このまま建物内に取り込んで、1階に展示しています。
グランドオープンより公開となる2階は、徳川家康と、家康を育てた戦国大名今川氏に関する展示、3階は家康の時代より後の静岡が発展した経過がわかる展示を予定。

展示物はもちろん、金沢21世紀美術館を手がけたユニット・SANAAが設計した建物自体も注目すべきポイント。
館内や周辺をゆっくり歩きながら、建築の魅力を味わうのも、楽しみのひとつです。
静岡市歴史博物館〒420-0853 静岡市葵区追手町4-16
電話: 054-204-1005
開館時間:9時〜18時
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始
https://scmh.jp/
・休憩も、お土産選びも『しずチカ茶店 一茶』

旅の小休止&お土産選びにぴったりなのが、静岡駅直結の北口地下広場にある静岡茶のアンテナショップ・
しずチカ茶店 一茶。

ここでは、喫茶コーナーで静岡茶や生菓子をいただくことができるほか、お茶のテイクアウトも可能です。

人気の物販コーナーには、約50社の茶匠が選りすぐった茶葉がずらり!
こちらなんと、ワンコインで購入することができます。

中には家康モチーフの、渋かわいいパッケージの茶葉も!
お土産にもうってつけですよ♪
2.自然を味わう『オクシズ 玉川エリア』
静岡市の中山間地、奥静岡エリア(通称オクシズ)は、お茶やわさび、木材の名産地であり、数多くの温泉や南アルプスなど、観光資源が豊富なエリアです。
・茶畑を歩き、縁側カフェを楽しめる『志田島園』

こちらは、静岡駅から車で45分の玉川地区にある「
志田島園」。
広大な傾斜地に、茶畑が広がる景色が圧巻です。

こちらでは、江戸時代から7代にわたって農家を営んでいて、お茶の製造以外にもわさび栽培や林業を行っているのだそう。

傾斜地でお茶を作るのは大変な作業ですが、山間の日照時間の短さを生かすと、やわらかく上品な葉に育つのだそう。
また、志田島園では農薬を通常の半分以下に抑えたり、有機率の高い自家製の肥料を使ったりと、おいしいお茶を作るためのこだわりもひとしおです。

生産だけでなく、観光・旅行者や、お茶好きなかたに向けた、
茶畑見学ツアー・縁側カフェも随時受付中。
お茶やわさびの話を聞きながら、広大な茶畑を歩いて見学したり……、

縁側でゆっくりとお茶やお菓子を味わったり……、

今までにないお茶の味わい方を教わったりと、非常に貴重な体験ができます。
ちなみにこれは、お茶の葉に水をほんの少し注いだもの。
おだしのような強いうまみを感じて、本当においしくて衝撃的でした!
ぜひ一度体験してみて。
3.食も遊びも! 新たな風が吹く『しずまえ 用宗エリア』
しずまえとは、静岡市の海側の地域の総称。
エリア内には、用宗漁港、清水港、由比漁港の3つの港があり、しらすや桜えびなど、新鮮な海の幸が味わえるスポットがたくさんあります。
・ソウルフードの生しらす丼を食べるなら『どんぶりハウス』

用宗(もちむね)港にある漁協直営の
どんぶりハウスは、とれたて新鮮な海の幸使った丼が、リーズナブルな価格で食べられるおすすめスポット。
名物の生しらす丼は漁期中の、出漁日のみ販売されています。

みそ汁がついてこの価格は驚き!
観光スポットとしてだけでなく、地元の方もランチによく来るという、シズマエのソウルフードです。

ピンと真っすぐで、ツヤツヤ透きとおった生しらすは、新鮮そのもの。
ひと口食べれば、思わず笑みがこぼれます。

屋外で潮風に吹かれながら食べる、というロケーションも最高です。

用宗漁港の徒歩圏内には、天然温泉やサウナでゆっくりできる
「用宗みなと温泉」や、

用宗のおいしい地下水を使って作ったクラフトビールを楽しめる
「The Villa & Barrel Lounge」、

カフェやハンバーガー店などのおしゃれな飲食店が集結した
「みなと横丁」など、素敵な観光スポットがもりだくさん。
この周辺で、一日中遊べるくらい充実しています。
しらすや干物、加工品などのお土産を買えるお店もあるので、ぜひチェックしてみて♪
歴史もグルメも体験も! 今、注目の『静岡市』、ぜひ訪れてみてくださいね♪