
2021.04.25
SDGs(持続可能な開発目標)を意識して、身近なことからテーマを選び、オレンジページサロンWEBで取り上げていますが、今回は【生理の貧困】について聞いてみました。
生理の貧困とは、経済的な状況や家族関係などの理由から、生理用品を十分に入手できず、外出や登校・通勤を控えたり、衛生や健康面に影響が出ることを指します。
イギリスやフランスでは、生理の貧困が不登校の理由になるケースが一定数あるということで、サポートがあったり、日本でもコロナ禍の影響で、困っている若い女性がいるとの報道を見た方も多いのでは。
◆「生理の貧困」の意味まで知っていたのは65%。
私自身は、この言葉を初めて聞いたのが今年の3月と、最近でした。
みなさんはいかがですか。
サロンWEBメンバーによるアンケートによると、「生理の貧困の意味まで知っていた」65%で、約2/3の人が理解していました。前から知っていた方、このトークをきっかけに理解を深めた方の両方から、いろいろなご意見が寄せられました。
・コロナの影響で収入が減り、健康な女性が生理用品が買えないために、精神的に不健康になっていくという現実に驚きました。女性ならではの問題なので、周囲に言いにくいという点も拍車をかけているように思います。 (イエティさん)
・生活必需品(生理用品に限らず、トイレットペーパーなど)が軽減税率じゃないのは、納得いかない部分ではあります。線引きが難しいのは分かりますが。 (ここあさん)
・仕事しないで求職中などだったら、「生理の貧困」だったかもしれない…と思うと、他人事ではない感じがしています。 (sanrioさん)
・日本でも困っている若い人がいて、支援活動に力を入れている自治体の話を見た。昔人間の私にはショックだった。スマホ代は、どうやって払っているのか? 私は生理用品の方が大事だと思うけど、考え方の相違なのかしら? (春風吹く子さん)
・学校でも生理用品がトイレットペーパーのように無料で使えたらいいなと思います。
今は保健室に行けば貸してもらえるようですが、返却が必要。買うことができない子どもたちへの問題解決にはなっていないので。 (ねずみ女房さん)
この問題への第一歩として、お住まいの市区町村の生理用品・無料配布を調べたり、話題にしてみては、いかがでしょうか。
例えば、オレンジページのある東京都港区では、区の住民女性に無料配布対応中(21年6月30日まで)、とのこと。調べるまで知らなかったこともあり、必要な人へのサポートがあるということに、ほっとしました(^^)
コロナ禍にあり、大変な日々はまだ続きますが、生理のたびに困っている女性がいる状況が改善するよう、願うばかりです。
オレンジページサロンWEB/トークをチェック⇒
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文/くらしデザイン部
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