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【いま注目のマカオ旅vol.1】マカオってどんなとこ？

2018.08.26

もうすぐ8月も終わり。みなさん夏の旅行はしましたか？
夏休みも終わりに近づいていますが、まだ！ 9月～11月に毎月3連休が！ アジア旅なら充分満喫できちゃいます。

いま注目の場所は、ずばりマカオ！●高さ338mのマカオタワー（写真中央）。233mの展望台から飛ぶ、世界一の高さを誇るバンジージャンプのアトラクションもあり！

雑誌『オレンジページ』の旅好き編集Sは、ちょこっと前にマカオを訪れ、初めてにしてすっかりとりこに！どうしてマカオがおすすめなのかって？その魅力をたっぷりと、これから4回にわたってお伝えします～。

第1回の今回、まずは、マカオってどんなとこ？

***　基本情報をおさらい　***
100年以上にわたるポルトガル統治時代を経て、1999年に中国に返還されたマカオ。特別行政区となった現在でも、中国本国とは別に、司法、立法、行政の自治権が認められています。

成田空港からマカオ国際空港まで、直行便で約5時間ほど。お隣の香港からは、フェリーで1時間ほどの距離。現在、完成すれば世界最長となる橋も建設中とのこと！
マカオは、中国に隣接するマカオ半島と、その下に位置する島から成り立っています。この島はもともと2つの島だったところを埋め立てて、ひと続きにしたそう。

埋め立て開発が盛んなマカオの面積は、1980年代と比べておよそ2倍に拡大しているんだとか！そして現在は、東京・世田谷区の半分ほどの広さ。そこに約65.7万人が住んでいる（世田谷区の人口は約90.7万人）というから、小さいながらもエネルギッシュ！という印象を受けました。

さて、マカオと聞いてイメージするものは？私が真っ先に頭に浮かべたのは……。沢木耕太郎著『深夜特急』に出てくる、カジノ・リスボア！
沢木さんが「大小」というゲームの魅力にとりつかれた場所。3つのさいころの出目の合計が10以下か11以上かを予想するシンプルなゲームながら、ディーラーとの駆け引きにだんだんと熱狂していくシーンが印象的でした。●ホテル、グランド・リスボアは2008年オープン。ネオンがギラギラと輝く、これぞマカオ！という光景に興奮●カジノのまわりに立ち並んでいるのは、質店。資金が尽きたら、ここで所持品を換金してカジノへ……!?

マカオ政府のカジノ税収は1日約39億円。マカオ市民は、公立の幼稚園から高校までの学費が無料だったり、65歳以上になると医療費が無料になったりと、さまざまな面で恩恵を受けているそうです。うらやましい～！

でも！カジノだけじゃありません。

***　ポルトガル領時代の面影を残す、美しい街並み　***
マカオ半島の中心部は、「マカオ歴史市街地区」として2005年にユネスコ世界文化遺産に登録されていて、30（!!）もの歴史的建造物と広場が点在しているんです！
街自体がコンパクトなため、観光は歩きで。1日あればすべて見て回ることもできるそう。その一部をご紹介～。●マカオ歴史市街地区のちょうど中央あたり。街歩きのスタートにうってつけのセナド広場●パステルイエローがかわいらしい聖ドミニコ教会●ポルトガル統治下で市庁舎として建てられ、現在も市議会場として使用されている民政総署●民政総署の中庭は、ポルトガルのタイル「アズレージョ」で飾られています。青色が美しい！●火災によって焼失し、正面の壁面のみが残る聖ポール天主堂跡。ところどころに漢字の彫刻が施されていて、マカオに建てられた教会であることを感じさせます

こうして見るとまるでヨーロッパのようですが、打って変わって、アジアの喧騒を感じられる場所も。

***　中国らしい活気あふれるエリア　***
●マカオ半島の中心部からやや北へ。庶民の台所・紅街市（レッドマーケット）近くには、食料品や日用品などを扱う小さな商店がずらり
●商店街・十月初五日街。地元民でにぎわう人気のベーカリー兼喫茶店（左）や、中国茶専門店（右）など老舗が立ち並ぶ●福隆新街は、かつての歓楽街。目を引く真っ赤に塗られた窓枠は、遊郭の名残なんだとか

東西の文化が混じり合うマカオ。街をふらりと歩くだけで、こんなにもがらりと異なる表情を見せてくれるなんて！　あたりを見渡せせば、あちこちで心躍る景色にめぐりあえますよ。

そうしてたくさん歩いたら、おなかが減ってきますよね。もちろん食事も忘れちゃいけません。そういえば、マカオ料理って、どんな料理……??
次回はマカオグルメ編！お楽しみに～♥