
2015.01.08
今週から会社も学校も始まり、通常モードに戻ったかたが多いのではないでしょうか? お正月の不摂生をリセットするためにも、新年早々、体調を崩さないためにも、ここはひとつ食生活に気を配って乗り切りたいところ。そこで注目したのが、女優さんやモデルさんのインタビューでよく耳にする「寝かせ玄米」。なんでも、胃腸の調子がよくなり、免疫力や新陳代謝がアップして、冷えにもいいらしい!? しかも玄米のあのパサパサ感が苦手と、敬遠している人をうならせるほどおいしいらしい!? そこで今日は『からだの本 vol.24』(オレンジページ刊)で特集中の、気になる「寝かせ玄米」の魅力にせまります!
「寝かせ玄米」とは、玄米に小豆と自然塩を入れて圧力鍋で炊き、保温ジャーで3~4日間寝かせたもの。寝かせることで酵素が増えたり、栄養価が上がるということはありませんが、寝かせることにより玄米がおいしくなる → 無理なく毎日の食事に取り入れられる → 栄養バランスのよい食生活になる → 健康になる、というしくみ。
な~んだ、栄養価がアップするわけではないのね……とがっかりしたかた、ちょっとお待ちを! 玄米はそれだけで必要な栄養素のほぼすべてがとれる「パーフェクト食」。一膳で白米と野菜をいっしょに食べているのと同じくらいの栄養価があるのです。また、自然塩を入れるとミネラルもアップ。小豆はうまみ、甘みを加えるだけでなく、玄米の3倍もの植物性たんぱく質を含むので、栄養バランスもより完璧に。利尿作用のあるカリウムも多く含むので、むくみや冷えにも効果的といえます。
また、「寝かせているうちに腐ったりしないの?」という心配もご無用! 保温ジャーの温度は73℃以上。高温状態を保てば、微生物や細菌は活性化しないため腐りません。70℃以下になると菌が繁殖するため、必ず保温スイッチを。またジャーのふたを長時間開けたままにしたり、汚れたしゃもじを使ったりした場合は、当然いたむ可能性があるので注意してくださいね。
では、炊き上がりから4日目までの様子をちょっと見てみましょう。
【1日目】
ほんのりクリーム色で、あっさりした味わい。
【2日目】
水分がとび、ほどよくこくが出はじめます。
【3日目】
小豆の色がうつり、よりモチモチした食感に。
【4日目】
うまみ、甘みが増し、かむごとに味わいが深くなります。
一番の食べごろ!
このように寝かせることで、モチモチ感、甘み、うまみがアップしてまったく別物の玄米ご飯になるのです! おいしくってからだにいいなんて、最高ですね。ちなみに『からだの本 vol.24』では、おうちでも作りやすい分量のオリジナルレシピや、炊飯器で炊くラクちんな方法、おすすめの食べ方などを詳しく紹介しています。あなたも「寝かせ玄米」で美人生活、始めてみませんか?
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