12月に入り、街もおうちもクリスマスムードが高まる季節。そこで今年は、一味違った〈クレッセントリース〉で、クリスマスを迎えてみませんか?
本物のグリーンを使うことで、自然ならではの美しさと香りが楽しめるのが魅力。みずみずしい状態からドライになっていく移ろいも、季節感たっぷりです。
クリスマスが過ぎたら、お正月バージョンにアレンジして飾り続けてOK。手ごろな材料で、最高にかわいいリースが完成します!
クレッセントリースの作り方
三日月(クレッセント)形のモダンなデザイン。香り高いグリーンを4種組み合わせてボリュームを出し、そこにきらめきをトッピング。シンプルでいて華やいだ仕上がりです。
クリスマス用に用意するもの(約縦40×横30㎝のもの1個分)
ヒバ……1~2本
※葉にボリュームのあるものなら1本でOKユーカリ……3本
ビバーナムティナス……2本
ブレッドレア(シルバーアニバーサリー)……3本
松かさ(ゴールド箔のもの)……3個
スターアニス(ラメを施したもの)……5個
好みのリボン……約60㎝×2本
土台用ワイヤ(直径2㎜)……30㎝×2本、40㎝×1本
地巻ワイヤ(28番、茶色)……35~45㎝×13~14本
クリスマスシーズンに入ると花材を1本から購入しやすくなります。ない場合はオンラインショップで探すか、お店で代用品を相談しても。
作り方
(1)土台用の40㎝のワイヤの両端をねじって、それぞれ中指の先くらいの大きさの輪を作る。輪の根元に30㎝のワイヤ2本の端を巻きつけて留め、3本のワイヤは間隔をあけながら三日月形になるようにかるくカーブをつけておく。
(2)ヒバ、ユーカリ、ビバーナムティナス、ブレッドレアは
10㎝に切り分ける。ワイヤを巻きつけるので、
下から2㎝くらいの葉を取り除いておく。
(3)(2)の花材を1種類ずつとってまとめ、地巻ワイヤで留める。ワイヤは葉の根元に3~4周巻きつけ、ねじって
開いておく。これを5~6束作る。
(4)(3)を(1)の土台につけていく。1つ目の束を
根元が輪のすぐ下にくるように葉を輪に向けてのせ、開いたワイヤを土台 ( 3本まとめて)に巻きつけて裏でねじる。2つ目以降は隣の束の根元が隠れるように順にのせ、同様に留める。
(5)最後の1束は
それまでの束とは反対向きに、根元が葉で隠れるように置き、(4)と同様にワイヤをねじって留める。
(6)松かさとスターアニスにワイヤをくくりつける。松かさは
鱗片(りんぺん)のすきま、ス タ ーアニスは
角と角の間を縫うようにして、裏側で数回ねじってから
開いておく。
(7)(6)を(5)に飾りつける。全体に散らすと華やかに見えるので、
仮置きして配置を決める。決まったら、開いたワイヤを花材ごと土台の裏側でねじって留める。余分なワイヤは切る。
(8)土台の両端の輪にリボンを1本ずつ
こま結びする。両方の端と端を
リボン結びしたら完成。
クリスマスを過ぎたらドライにしてお正月飾りにアレンジも!
お正月飾りの作り方
クリスマスを過ぎたら、飾りを替えて。1~2週間かけて徐々に葉が縮んだり、実にしわが寄ったりしていきます。風通しのいい場所に飾っておくと、乾燥が進みやすくなります。
お正月用に追加で用意するもの(約縦40×横30㎝のもの1個分)
松…… 1本
稲穂(約35㎝)…… 5本
※60~70㎝あるものなら切って使う軸つきユーカリの実(トランペット)…… 3個
※枝から必要量切り取っても好みのひも……約60㎝×2本
※和風のものが季節に合う好みの水引飾り…… 1個
※でき上がっている市販のものが便利地巻ワイヤ(28番、茶色)……35~45㎝×2本
作り方
(1)稲穂は25㎝、松は20㎝に切る。
(2)クリスマスリースからリボンと松か さ、スターアニスを取り外す。ワイヤをはさみで切ると簡単に取れる。
(3)稲穂と松、ユーカリの実(軸をつけたまま)にワイヤを巻きつけて束にする。余分なワイヤは切る。
(4)(3)を下向きにして水引とともにリースの左右いずれかの端にのせ 、ワイヤでリースごと巻いて固定し、リースの裏側でねじって留める。余分なワイヤは切る。2本のひもの両端を
土台の両端の輪にこま結びしたら完成。
意外と簡単に、本格的なリースが作れるのがうれしい!
クリスマスからお正月まで長く楽しめる素敵なアクセントとして、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
教えてくれたのは……mimosaさん
植物をモチーフに空間装飾を手がけるクリエイションチーム。毎月第4火曜に都内にてワークショップを開催中。オンラインショップでは季節ごとに自宅で生花を楽しめるキットやドライフラワーアイテムを販売している。