
【休暇の過ごし方】ドイツ→ポルトガル❷

【休暇の過ごし方】❶ 続きです。
今から10年前、初めてポルトガルに
降り立つと、そこには何とも
『ゆるやか』な時間が流れていた。
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子供達の幼少期、私は休暇が嫌だった。
思い返すと、予算が限られていただけの
ことかも知れない。?
空港から送迎バスに揺られ、
到着したホテルに2週間。
車も借りずにホテルで過ごすのみ。
海辺からも離れていたため、
ホテルのプールで過ごすほか選択肢は無い。
とんでもない鋭角の崖っぷちを
ホテル送迎バスは通るために、
街中行きの送迎バスも恐ろしくて
クマ夫ともども断念。?
朝晩の食事の行列に食欲も衰え、
それは拷問に近かった。
プールサイドに転がって本を読む?
暑くて人目も気になり、何一つ
頭に入ってこない。❌
体型を気にして、そそくさとプールへ
入ったら限界まで浸かったまま。
島々の良さを知ることなく
3回の休暇を終えた。
リサボンやポルトとは異なる最南端の
ポルトガルは見所も少なく退屈するに違いない。
『家で一人きり、留守番したい』
家で庭仕事している方がマシだとまで思っていた。
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それがガラッと覆された。数え切れぬ岸壁は、全て異なる表情で
次々と覗いてみたくなる。10年も通い続けても回りきれぬ岸壁の数。
ボーッと腰掛けて1−2時間。
家々の外壁タイルは模様も美しく
種類は限りない。人々は優しく穏やかな笑顔。
子供達も携帯を触らず1日を過ごす??
動くの大嫌いなクマ夫ですら、
腕時計の歩数計目標値を軽く達成。?
リサボンも素晴らしかったけれど
観光客の少ない冬のポルトガル最南端が
恋しくて、通い始めて10年が経っていた。
そして!何よりも!
『美味しい』ご飯。?
100%日本人の口に合う食事。
温かい国のデザートは、繊細さに欠け
美味しくないものと、思い込んでいたら
コレもまた、覆されたのでした。
食事編は次回に続く。??♀️