
〈塩と酒だけ〉で感動モノのおいしさ…長谷川あかりさんの『豚しゃぶと野菜のお浸し』

料理家・長谷川あかりさん直伝の『豚しゃぶと野菜のおひたし』は、酒と塩のシンプルな味つけにしょうががふわり。だしいらずなのに驚くほど奥深く、自然と笑みがこぼれます。
オリーブオイルととろろ昆布がコクを添えて、しみじみと感動するおいしさです!
『豚しゃぶと野菜のおひたし』のレシピ

材料(2人分)
豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用)……100g
さやいんげん……100g
ミニトマト……6個
〈A〉
しょうがのすりおろし……小さじ1
料理酒……1/2カップ
水……1/2カップ
塩……小さじ1/3
オリーブオイル……大さじ1
とろろ昆布……ひとつかみ
作り方

(1)さやいんげんはへたを切り、長さ5cmの斜め薄切りにする。ミニトマトはへたを取る。
POINT
さやいんげんは、できるだけ長く薄く切ると、味がよくしみ込みます。

(2)鍋に〈A〉を入れ、強めの中火にかける。煮立ったら中火にし、そのまま2分ほど煮立てる。いんげんを加えて30秒煮たら火を止め、耐熱の保存容器に移して粗熱を取る。
POINT
料理酒を多めに入れて、素材に風味をなじませます。豚肉の臭み取りにも。
(3)鍋をさっと洗って湯を沸かし、ミニトマトを入れて30秒ほどゆでて水にとり、皮をむく。同じ湯で豚肉を色が変わる程度にさっとゆで、ざるに上げる。粗熱が取れたらペーパータオルで水けを拭き取る。
(4)(2)の容器に(3)を入れて汁に浸し、冷蔵庫で冷やす。食べるときに器に盛り、オリーブオイルをかけてとろろ昆布をのせる。
素材の力を生かすからこそ、飽きずに何度も作りたくなるひと皿。いつもの食卓に並べるだけで、ほっと心まで満たされます。


理にかなった作りやすいレシピで、日々の暮らしと気持ちを支えてくれるSNSの発信が大人気。小誌連載「あたらしい きほんの料理」でもおなじみ。
詳細はこちら料理/長谷川あかり 撮影/馬場わかな スタイリング/河野亜紀 文/池田なるみ