子どもの健康や体のことについて、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。







怒りは自分を守るサイン!「怒る自分」を責めなくて大丈夫
子どもがかんしゃくを起こしたときや、子どもにイライラして自分が思わず怒鳴ってしまったとき、「どうしてこんなに怒っちゃうんだろう……」と落ち込むことはありませんか?
でも大丈夫! 「怒り」はだれもが持っている、自分を守るための大切な感情で、決して悪いものではありません。
じつは、心理学では、怒りは「二次感情」と考えるとらえ方があります。つまり、怒りの背景には「悲しい「不安」」「寂しい」などの本当の気持ち(一次感情)が隠れていることが多いと考えられています。まずは「いま、悲しかったんだな」「不安なんだな」と、本当の気持ち(一次感情)に気づいてあげることからスタートしましょう。
イライラした瞬間に試したい! 怒りの炎を鎮める「3つのステップ」
イラッとしたとき、自分の中の「怒りの炎」を小さくするための3つのステップを紹介します。
Step 1:火種からちょっと離れる
カッとなったら、その場から少し離れましょう。トイレに行ったり、別の部屋へ移動したりして、物理的に距離をおくことで冷静さを取り戻せます。
Step 2:怒りの炎に水をかける
「〜すべき」という考え方が強いと、怒りが大きくなりやすいことがあります。「まあいいか」「そういうこともあるよね」「なんとかなる!」と、声に出して言ってみることで、怒りが小さくなることも。「まあいいか」と思うことはむずかしくても、まず言ってみることが大切です。
Step 3:怒りの炎を安全に燃やしきる
それでもモヤモヤが残っているときは、運動したり、ダンスしたり、深呼吸をしたり、安心できる人とぎゅっとハグをしたり。安全な方法でイライラを吐き出しましょう。
あとから「振り返る」ことで、怒りのスイッチに気づく
子どもがイライラしているその場では、うまく対処できないことも多いもの。気持ちが落ち着いてから「どうすればよかったかな?」と親子で振り返る機会を持つことが大切です。起きてしまった出来事や状況そのものは変えられませんが、子どもの「考え方・受け止め方」を変える手助けはできるからです。
◆【子どもへのアドバイス】子どもの「怒りのスイッチ」をいっしょに振り返る
子どもは、たとえば以下のような場面でイライラを募らせがちです。
・「もう遅い時間だから寝なさい!」と言われてイライラ……
・テストの問題がむずかしく、解けなくてイライラ……
怒りを感じること自体は自然なことですが、その気持ちをどう表現するかが大切です。落ち着いたあとにコミュニケーションをとり、「怒るのではなく、どう伝えればよかったかな?」と問いかけてみましょう。「心配して言ってくれたんだな」「次は自分で工夫しよう」など、子ども自身が受け止め方を変えられるよう導いてあげることが解決につながります。
また、お友達とのトラブルなどで相手に悪意がある場合は、相手の言葉をそのまま受け止めず、「そういう考えの人もいるんだね」と距離をおいて考える方法や、信頼できる大人に相談することも、自分を守る大切な方法です。
自分だけの「イライラ解消リスト(コーピングリスト)」を作ろう!
カッとなる瞬間的な怒りだけでなく、あとからじわじわいてくる怒りや、頭から離れないモヤモヤもありますよね。こうした持続するイライラには、「別の行動をして、物理的に気分を切り替えること」がとても有効です。
そこでおすすめなのが、「これをすると自分の気分が変わる!」という「気分転換行動のリスト(コーピングリスト)」をあらかじめ作っておくこと。思い立ったときにすぐできる行動を10パターンほどリスト化し、親子で共有しておきましょう。
【コーピングリストの例】
・冷たい水をひと口飲む / 氷を食べる
・トイレでスクワットを10回する(家の中でできる運動!)
・犬の散歩に行く
・ピアノを弾く
・(悲しさ・寂しさからくる怒りには)抱き枕やぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる
・ふとんにくるまる
寝る前にいやなことばかり考えていると、気持ちが落ち着かず眠りにくくなることがあります。寝る前は、楽しかったことや好きなことを思い浮かべながらリラックスして眠る習慣をつけるとよいでしょう。
監修/工藤紀子小児科医・医学博士、保育士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。
https://noriko-kudo.com/
作/(キモト)准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
YouTube:「なおせ!トリートマンチャンネル」


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