この連載では、私の子ども時代の思い出の味や、2人の子どもたちがお気に入りの料理など、〈こども飯〉というテーマで漫画エッセイをお届けしています。
今回は、小学生時代の夏休みの朝ごはんにまつわるエピソードです。
美味しいものは数あれど、人生最後に食べるのはこういう思い出スパイスのふりかかった味のものがいいかも……と。
すっかりいわくつきキュウリの一件でシナッとなった私ですが、うちの畑の美味しいキュウリに罪はなし。「いいこと聞いたわい」と丁度大きく育ちすぎたのが1本あったので皮を剥いて種をとって塩で揉んで鰹節パラパラの醤油たらりでいただきました。「夏はやっぱりコレだわー」と子どもたちにも食べさせたら、怪訝な顔をしてたので、ナスのお味噌汁と冷ごはんのセットでもう一度チャレンジしてみます。
ちなみに冷ごはんの美味しさを教えてくれたのは父。レンジで温めると米の美味しさが減る(父談)とかで、真似して食べてみたらあら美味しい! 特にカップ焼きそばとの相性がいい気がして。だけど子どもにはさすがにあんまり真似させたくなくて、今日も台所でこそこそと……。
それにしてもあっという間にもう8月。今年の夏もプールに花火に海にとお出かけしまくりの我が家ですが、子どもたちの無尽蔵の体力に白目を剥きつつ、残りも充分楽しみ尽くしたいと思います。