パンの生地をこねて混ぜておくと、生地がどんどんふくらんでいきます。一体どうしてなのでしょう? そのヒミツを解説します。
イースト菌がポイント!
パンのおもな材料は小麦粉。そこに水や砂糖、塩を入れて混ぜ、さらに「イースト菌」などの微生物を混ぜます。
すると、イースト菌がパン生地に含まれた糖分を食べて分解し、アルコールや炭酸ガスを発生。炭酸ガスによって、生地がふっくらとふくらみます。これを発酵といいます。

発酵は2回に分けて
イースト菌は糖分を分解するときにガスを出すと同時に、香りやうまみのもとも作り出します。そのため、時間をかけて生地をねかせて発酵させます。
生地を成形した後、焼く直前にもまた発酵させると、再び炭酸ガスが発生し、パンがふっくらとした仕上がりになります。

現在発売中の『【改訂版】キッチン実験室』では、実際に二次発酵させて作るパンのレシピを紹介。他にも、食べ物にまつわるさまざまな「なぜ?」に迫る実験やレシピがいっぱいです。ぜひ、夏休みの自由研究の参考にしてみて。

(『【改訂版】キッチン実験室』より)
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