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2024.08.02

【夏の自由研究】パンの生地はどうしてふくらむの?/キッチン実験室

パンの生地をこねて混ぜておくと、生地がどんどんふくらんでいきます。一体どうしてなのでしょう? そのヒミツを解説します。

『【改訂版】キッチン実験室』

イースト菌がポイント!

パンのおもな材料は小麦粉。そこに水や砂糖、塩を入れて混ぜ、さらに「イースト菌」などの微生物を混ぜます。

すると、イースト菌がパン生地に含まれた糖分を食べて分解し、アルコールや炭酸ガスを発生。炭酸ガスによって、生地がふっくらとふくらみます。これを発酵といいます。

発酵は2回に分けて

イースト菌は糖分を分解するときにガスを出すと同時に、香りやうまみのもとも作り出します。そのため、時間をかけて生地をねかせて発酵させます。

生地を成形した後、焼く直前にもまた発酵させると、再び炭酸ガスが発生し、パンがふっくらとした仕上がりになります。

現在発売中の『【改訂版】キッチン実験室』では、実際に二次発酵させて作るパンのレシピを紹介。他にも、食べ物にまつわるさまざまな「なぜ?」に迫る実験やレシピがいっぱいです。ぜひ、夏休みの自由研究の参考にしてみて。

『【改訂版】キッチン実験室』より)

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監修/藤本勇二(武庫川女子大学教育学部教育学科教授) 撮影/福尾美雪 文/編集部・渡辺

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