めっきり寒くなりましたね~。みなさん体調などお崩しではないでしょうか?
こんにちは、本誌編集長の松田紀子です。今回は、キッコーマンさんのしょうゆを学べる施設、「
もの知りしょうゆ館」のプレスツアーにうかがった様子をレポートします。
キッコーマンとしょうゆの歴史
おしょうゆって、今から350年ほど前(江戸時代)から千葉の野田市で盛んにつくられていて、野田の8つの醸造家さんたちがひとつになって、現在の「キッコーマン株式会社」の素地を作ったんですって。当時から、ほとんど製造工程は変わらないといいますから、最初におしょうゆのつくり方を発明したひとって本当にすごいですよね。350年経っても、日本の代表的な、なくてはならない調味料であり続けてるんですから。
『もの知りしょうゆ館』は、そんな
おしょうゆづくりの工程や歴史が学べるナイスな施設です。
今年5月にようやく一般公開が再開されたそうで、施設内はピカピカ。(完全予約制、無料)
おしょうゆができるまでの工程が、パネル展示や実際の機械を見ることで学べます。
もろみを詰めた濾布(ろふ)が実際に横たわっている現場も見れたんですが、
この
濾布がスカイツリー4つ分の高さに匹敵するほど長い、ということですから、とんでもない製造量ですよね。ここから搾り出されたお醤油が、全国へと旅立っていくわけです。なにか誇らしい気分になりました。
↑昔のボトルやパッケージが懐かしい!
この敷地内にはもう一つ「御用蔵」という施設もあって、こちらには昔ながらの製造機械が移築・再現されています。ここでつくられたおしょうゆが、宮内省に献上されていたそうです。
仕込室では今ももろみの発酵・熟成がおこなわれています。
江戸時代に使われていた献上用の箱なども現存しており、幕末好きとしてはわくわくしました~。この「御用蔵」で醸造されたおしょうゆは、「もの知りしょうゆ館」の売店で販売もされてますよ!
↑歴史を感じる箱ですなあ
「しょうゆづくり体験」に挑戦!
そして今回は特別に、「しょうゆづくり体験」もしてまいりました。普段は小学校の社会科見学限定なので、一般の方は体験できないとのこと。実際にしょうゆの原料を手で触ったり香りをかいだり、麹菌が発酵する温かさを感じたりしながら、自分の手でしょうゆを
搾るまでを体験できます。これ、経験できた小学生はきっと、おしょうゆがぐっと身近に、愛しいものに変わるだろうなあ! 実際、
小学生に大人気の体験コースなんですって。
↑触って麹の温度を確かめる。ふわふわしていて気持ちがいい
併設カフェでしょうゆソフトクリームに舌鼓
さて、しょうゆづくりを体験した後は、「もの知りしょうゆ館」併設の「まめカフェ」へ。ここではしょうゆ入りのソフトクリームがいただけます。私は「豆乳しょうゆソフトクリーム(ハーフ)」200円をいただきました。しょうゆにソフトクリーム??と最初は懐疑的でしたが、いただいてみるとこれは「あり!」です。
しょうゆがうまく溶け合っていて、「和のソフトクリーム」といえばよろしいでしょうか。まだまだいろんな種類のソフトクリームが開発できそうなポテンシャルを感じました。
↑ほんのり和の味がして、これはこれでナイスです
最後に、火入れしたしょうゆ
「特選 丸大豆しょうゆ」は煮物やすき焼き、赤マグロなどにピッタリ、火入れしていない生しょうゆ
「しぼりたて生しょうゆ」は冷ややっこや白身のお刺身など、かけたりつけたりするのにピッタリなんです、ということをご紹介して、このレポートを終わりにしたいと思います。おしょうゆ選びも楽しくなりそうだな~!
↑撮影スポットもたくさんありますよ~