
2019.04.12
家飲み好き、ビール好きの編集Fです。
お店ではよく食べるし大好きなのに、家では一度も作ったことのないつまみがありました。それは【アヒージョ】。簡単に作れるのはわかっていたんだけど、「あんなにいっぱい油使って……」「残った油は一体どうしたら」(ぶつぶつ)と思っていたんです(笑)。
でも、作るきっかけが突然に。いつも行っているマッサージのお姉さんとわいわい食べものの話をしていたら、「カマンベールってアヒージョにするとおいしいんですよ♪」と言うのです。アヒージョといえば、えびやきのこくらいしか食べたことなかった私。チーズなんて溶けちゃいそう、と言おうとしたら、「意外に溶けないんですよねーこれが」「切ってから切り口をぴたっとくっつけて、それから火にかけるんです」。
えーっっ。。。なにそれ!気になりすぎる!
さっそく詳細を聞きこみ、帰ってから言われたとおりにやってみました。
結論。カマンベールは意外に溶けません。そして、めっちゃおいしい!
とろーん。。。
とろーーーーん。
こんなふうに、すくって持ち上げると切り口からとろんと溶け出るんですが、油で温めているうちはそれほど溶けず。口に入れると、にんにくの香り、黒こしょうのぴりり、オリーブオイルのうまみ! すべてが一体になって、カマンベールと溶け合います。な、なんつー危険な食べものを教えてくれたんですか、お姉さーん!
とろとろカマンベールのアヒージョ(テキトーレシピ)
1
カマンベールを4つに切り、切り口をくっつける。
2
スキレットに入れ、プチトマト、にんにくを散らす。
3
オリーブオイル、塩を加え、中火で温める。
作り方は……って、簡単すぎてお見せするまでもないですが、こんな感じで火にかけます。油は具が完全にかぶるまで入れるともったいないので、具の高さの2/3くらいまででOK。また、塩がきちんときいているほうがおいしいので、少々ではなく、小さじ1/4~1/3入れるのがおすすめ。具のすき間あちこちに塩を落とし、スキレットを傾けて全体になじませてから点火!
油があったまってぷくぷくと泡が出てきたら、行水のように、スプーンでチーズやトマトにときどき油をかけてあげて。油に浸ってない部分も、まんべんなく温めていきます。
中火で5分もくつくつしていると、トマトの皮がはじけて、チーズも切り口から盛り上がってきます。こうなったら、食べごろ! 粗びき黒こしょうを好きなだけふって、いただきまーす。
チーズはもちろんおいしいけど、このトマト汁がまたたまらなく美味。油で煮ることで、甘みがぎゅっと凝縮するんですね。トマトをすくったらつぶして、にんにくやチーズをちょっとのっけて。ああー、たまらん。
アヒージョといえば、普通はバゲットですよね。おいしい油を吸わせながら食べるのが醍醐味です。(なんでこんなあっつい油をクラッカーですくっているのか。。。まったくおすすめしません汗) バゲットにすべて吸わせて食べてしまえばいいんですが、もしも油が残ったら、捨ててしまうのはもったいない。とくに、これはトマト汁とチーズが溶けた【おいしい油】ですからね~。
( ↑ クラッカーで必死にすくったあとの大量の油)
考えたあげく、切ったじゃがいもをごろごろ並べて火にかけてみました。トマトもチーズも、じゃがいもに合いそうだなーと思って。ときどき転がしながら、中火で10分あまり加熱。
おおぅ~~!
トマトとオリーブオイルのうまみをいっぱいに吸って、まずいわけがありません。いもにカリカリ香ばしい焼きチーズがくっついてくるのも、うれしいおまけ。またワインを飲み始めてしまい、ああエンドレス。「2度おいしい」って言うけど、それはいいんだか悪いんだか。ご判断はみなさんにおまかせします(笑)。
撮影・文/編集部・藤井裕子
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