その日のうちに食べきれなかったパン、どのように保存していますか?
実は、保存方法や焼き方を工夫するだけで、そのおいしさがぐんとアップするんです。
今回は、買ったパンをもっとおいしく楽しむための裏技を3つご紹介。食べたときのふわっとした食感や、サクッと香ばしい焼き上がりが段違い。
これで、パンライフがさらに充実すること間違いなしです!
➀開封した食パンをおいしく保存する方法
一枚一枚ラップに包み、さらに冷凍用保存袋に入れて冷凍室へ!

開封したパンは、冷凍保存か冷蔵保存か迷いますよね?
冷蔵室の温度 (2~5℃)は、パンに含まれているでんぷんが著しく劣化する温度帯のため、冷蔵保存をするとパンがパサパサになってしまいます。
1枚ずつラップで包んで、冷凍用保存袋に入れて冷凍室で保存しましょう。
冷凍室に入れておけば腐ることはありませんが、長期間入れっぱなしだとやはりおいしさはそこなわれてしまうので、できるだけ早く食べるのがベター。また、食パ ンを買ってきた当日に数枚食べて、翌日くらいまでに食べきるなら常温保存でOKです。
②食パンをトースターでよりおいしく焼き上げる方法
トースターを2~3分予熱してから焼くと外サクッ、中ふわもち食感に!
トーストでいちばん避けたいのは、ゆっくり加熱すること。加熱に時間がかかると、いい焼き色になるまでにパンの中の水分がどんどん抜けてしまいパサパサに。
トースターを2~3分温めると庫内が高温になるので、食パンの水分を保持しつつ、素早く表面がサクッと焼き上がります。
最近の高性能トースターの場合は加熱性能が高いので、予熱なしでOK。
③時間がたって堅くなってしまった食パンをおいしく食べる方法
霧吹きで食パンの両面に水分を補給してからトースターで焼くと◎!

食パンが堅くなってしまう原因は、水分が抜けて乾燥してしまうから。
霧吹きで食パンの両面に水分を補うことで、本来の食感が再現できます。
霧吹きがない場合は、水を入れた皿に食パンの両面をさっと浸してから焼いても◎。
できたてのパンにかぶりつく瞬間って、幸せですよね~。開封した食パンも、この方法でおいしさを長持ちさせることができます!
パンを買ったら、ぜひ一度試してみてくださいね。
教えてくれたのは……
一般社団法人日本パン工業会
大手製パン業者による団体。日本の製パン業の健全な発展を図り、国民の食生活の改善と文化の向上に貢献することを目的とし、環境・食の安全と安心への取り組みを行っている。