子どもがかかりやすい病気について、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。





麻しん(はしか)の予防にはワクチンがとても有効
麻しん(はしか)は、ウイルス性の発疹をともなう感染症。 症状として特徴的なのが、・発熱 ・せきや鼻水がとても出る ・結膜炎 ・熱が下がっても具合がわるい ・全身の発疹やコプリック斑(頬の粘膜の白い斑点) などです。昔は大流行したこともありましたが、近年はワクチン接種により感染者は激減(2015年以降WHOから「麻疹の排除状態である」と認定)。ただし、近年旅行や出張などで海外から持ち込まれるケースが出てきており、感染力がかなり高いので油断はできません。
保護者世代も、ワクチンを2回接種しているかどうか確認を
現在の麻疹ウイルス感染者は、海外で感染して帰国した人、もしくはその感染者からうつったケースしか認められていません。 働き盛り世代のお父さんお母さん、つまりみなさんのような20~40代に感染者が多くいます。 平成12年4月2日以降に生まれた方は、定期接種として2回の麻しん含有ワクチンを受ける機会がありましたが、それ以前に生まれた方は、定期接種として1回のワクチン接種の機会があった、もしくは定期接種の機会がなかった方となります。 麻しんにかかったことがなく、2回の予防接種を受ける機会がなかった方、気になる場合や流行国に渡航する場合は、かかりつけの医師に相談してください。

小児科医・医学博士、保育士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。
https://noriko-kudo.com/

准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
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