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2022.08.05

自分でできたら嬉しい! キッチンばさみでいかをさばいてみよう

こんにちは! 親子で過ごす夏休みを楽しんでいますか?

先々週は「赤身の魚と白身の魚の違いって何だろう?」、先週は「かにやえびをゆでると赤くなるのはなぜ?」について研究してきました。だんだん魚介に興味がわいてきたのでは?

 そこで、実際に触って、さばいてみよう!というのが今日のテーマ。
「え! やったことない……」という人もいるでしょう。

魚先生「でも、大丈夫! 今回挑戦するのはこちら」

いかをキッチンばさみでさばいてみよう

包丁を使わないから、こどももチャレンジしやすいはず。
まずは、まるごとの生のするめいかを用意してくださいね。

いかの他に用意するものは、
●キッチンばさみ 
●まな板 
●ペーパータオル

用意ができたら、はじめましょう~。

いかのさばき方

1  キッチンばさみで胴を切り開く

いかのさばき方 キッチンばさみで、いかの胴を切り開く
まな板の上にいかを、目のついている面が下になるように置く。胴の中央にキッチンばさみを入れ、先端の細い部分までまっすぐ切り開く。

★ポイント
わた(内臓)をいっしょに切ってしまわないように、胴を手で持ち上げながら少しずつ切ろう。

2 胴からわたを切り離す

いかのさばき方 キッチンばさみで、いかの胴からわたを切り離す
わたのすぐ下を手で持ってひっぱり上げ、胴からはがす。

★ポイント

わたと胴の間に薄い膜があるよ。この薄い膜をキッチンばさみで切りながらはがそう。

3 胴から軟骨をはがす

いかのさばき方 いかの胴から軟骨をはがす
開いた胴の中心の軟骨の端を持ち、ゆっくりと胴からはがす。胴に残ったわたを流水で洗い流し、ペーパータオルでしっかりと水けを拭き取る。

★ポイント
軟骨と胴の間に人さし指を差し込み、軟骨にそって少しず
つ上下に動かしてくっついている部分をはがそう。

4 目の下で足を切り離す

いかのさばき方図解 目の下で足を切り離し、くちばしを切る。吸盤は手でしごいて取る

2で切り離したわたの部分をまな板に置き、目の下にキッチンばさみを入れてぐるりと一周切り、足をわたから切り離す。続けて足のつけ根を両手で持って、ひっくり返し、中央の丸く堅い部分(くちばし)を切る。最後に足の先を指でしごき、堅い吸盤を取り除く。

★ポイント
吸盤は指で簡単に取れるよ。

 できた!

下処理をしたイカ

うまくできたかな?
さばけたら、次は料理しておいしく食べてみよう~。

–{さばいたいかを、バターしょうゆ焼きに!}–

さばいたいかを食べてみよう!

いかをさばけたら、焼いて食べてみよう!
自分でさばいたいかはおいしさも格別なはず!

いかのバターしょうゆ焼き

いかのバターしょうゆ焼き

材料(2人分)

さばいたするめいか…1ぱい
万能ねぎの小口切り…3~4本分
小麦粉  バター しょうゆ

作り方

1
いかの調理 いかの胴の皮目の部分に斜めに浅く、5mm間隔で切り目を入れる
いかの胴の皮目の部分に斜めに浅く、5mm間隔で切り目を入れる。さらに裏側にも、皮目とは逆の方向に同様に切り目を入れる。足は2本ずつに切り分けて、長いものは半分に切る。

2
胴の皮目全体に小麦粉小さじ1をふり、余分な粉ははたき落とす。フライパンにバター小さじ2を入れて中火にかけ、バターが溶けたら胴の皮目を下にして加える。続けてフライパンのあいたところに足を入れ、胴をフライ返しで押さえながら1分30秒ほど焼きつける。ともに上下をかえし、さらに1分ほど焼いて火を止める。胴をまな板に取り出し、横に幅1.5cmに切って、足とともに器に盛る。

3
同じフライパンにバター、しょうゆ各小さじ2を入れ、弱火にかける。バターが溶けたらひと混ぜしていかにかけ、万能ねぎをのせる。

バターの香りとしょうゆのうまみがたまらない~。こどもも大好きな味だし、お酒のつまみにもぴったりなので、大人にもおすすめ! 家族みんなが喜ぶ一品になりますよ。来週は、いかのたっぷり入ったチヂミを作りましょう。お楽しみに!

『こどもオレンジページ No.4』より)

料理/小田真規子 撮影/川浦堅至 イラスト/てぶくろ星人 文/編集部・和田有可

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