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左右ちゃんと振り向けますか？「首こりセルフチェック法」と首こり対策

2024.03.29

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首がなんとなくこっている……。最近増えているこんなお悩み。首こりは気づかないうちに進んでいることが多いもの。まずは自分の首こりの度合いを知ることが大切です。

首こりセルフチェック方法

下記の方法で、洗面所など鏡のあるところで簡単にチェックできます。肩が動くと正確に確認できないので、動かないように気をつけながら行いましょう。

（1）鏡を背にして、体と鏡が平行になるように立ち、スマホを持って、自分の顔を正面から写せるように準備します。

（2）肩の位置が動かないように注意しながら、左右一方へゆっくり振り向く動作をします。

（3）最大限に振り向いたところで、鏡に映った自分の顔や頭の見え方を確認し、自撮りします。反対向きでも同様に行いましょう。

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振り向いたときに鏡に自分の顔や頭の一部が見え、見え方が左右とも同じで、真横を向けるのが正しい状態。振り向いたときに左右一方でも鏡に自分の顔や頭が見えない、あるいは自撮り写真でどちらか一方でも真横を向けていない場合は、頸椎症の予備軍。すでにこりを感じているならレベル1、振り向いて痛みが出る場合はレベル2の頸椎症です。

首こりを予防・改善するために最も大切なのはふだんの悪い姿勢を直すこと。
下記の方法でこまめに正しい姿勢にリセットして、首をすっきり軽くさせましょう！

〈背中のボタン〉を意識して立つ
立ったときによい姿勢を保つコツは、〈背中のボタン〉をイメージすること。背中の中心線上の、肩甲骨のいちばん下あたり（左右の乳首のちょうど中間の背中側）にボタンがあるイメージをしましょう。ここを押される意識で立つと、自然と背すじが伸び、体の真上に頭がのって姿勢がよくなります。

実際に誰かに〈背中のボタン〉の位置を指で押してもらうと、ふだんから意識しやすくなります。

教えてくれたのは……竹谷内康修先生

竹谷内医院院長。整形外科医。カイロプラクター。肩こり、首こり、首の痛み、腕のしびれ、腰痛、腰部脊柱管狭窄症、関節痛などの手技治療に取り組む。著書に『最新版首を伸ばして自分で治す！頸椎症』（宝島社）などがある。

首こりをほおっておくと、首・肩の痛みや、腕の痛み、しびれが起きることも。さらなる不調をまねくことになるので注意が必要です。たかが首こりと侮らずに早めの対策が大事。日々の姿勢を意識したり、ストレッチを習慣化したりして、予防・改善していきましょう。心配なときは医療機関に相談を。

（『オレンジページ』2024年４月２日号より）

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監修／竹谷内康修　イラスト／山中玲奈　文／編集部・山下