
2017.01.12
近ごろテレビやネットで話題の、秋田のご当地おやつ「バター餅」。カスタードのような、バターと卵のこくのある風味と、上品なやさしい甘みが魅力です。
素朴ながら、このつやっとした断面がそそりますよね……!
どこか懐かしくて、ちょっぴりモダンな感じにも心惹かれます。
そもそも「バター餅」とは、40年以上前から秋田県北秋田市で食べられていて、昔はもち米を蒸して作るところから各家庭で手作りしていたそう。
そんな由緒正しい「バター餅」ですが、お正月用に買った「切り餅」を使って手軽に近いものを作ることができるんです。
切り餅をお水といっしょにレンチンして柔らかくしたら、砂糖、卵黄、バターをよく練りこんで……
片栗粉を加えて生地をまとめて、さましたらできあがり!
ふつうのお餅よりやわらかくて甘いので、食べるとなんだかほっこり気分になりますよ。
そのまま食べてもおいしいですし、トースターでこんがりと焼けば、びよ~んとのびるほどの柔らかさを楽しめます。
おすすめは「バターもちのバター焼き」!
フライパンでバターで香ばしく焼いて、仕上げにシナモンパウダーを。
不思議とフレンチトーストのような風味になりますよ。
新感覚のおやつを楽しめるのはもちろん、切り餅消費にも役立つ「バターもち」。ぜひお試しください!
監修/日本バター餅協会事務局(北秋田市商工観光課)、料理/鈴木薫、撮影/三村健二、文/編集部・馬場
(『オレンジページ』2017年1月17日号より)
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