お気に入りの古い器 その2「染付・色絵」
こんにちは、おにぎりボーイです。
今日は僕のお気に入りの器紹介第2弾です!
今回も古い器を2つ紹介するのですが、1つは前回のブログでも解説した「染付」の豆皿。
もう1つはカラフルな色味が特徴の「色絵」の小皿です。
それぞれの違いや魅力をお伝えできればと思います♪
染付鹿紋豆皿

こちらは染付の豆皿。そこまで古すぎはしない安物の品だと思っています。
見込み(器の内側のこと)には後ろを振り返る鹿の絵が描かれています。
周辺には草花が散らされています。

裏返すと、高台の内側は茶色いです。つまり、釉薬がかけられておらず、土が露出した状態です。
古い器を見ていると、実際に使うときは見えないからか、裏側の仕上げがこんな風に荒々しいものが多いです。
ほかにも、細部を見ると器のふちの釉薬が欠けていたり、釉薬部分がひび割れる「貫入」があったり、裏の雲の絵が1つ塗り忘れられていたりと決してきれいではありません。
ただし、古い器はこういった個性を楽しむのが醍醐味なのかなと思っています。

鹿の絵は、何個かは顔がヘンテコだったりもします(笑)。
色絵松竹梅図小皿

赤や緑、濃い青など色味が豊富で、染付と比べるとかなり華やかな印象です。
絵柄も松竹梅が描かれているので、おめでたい釉薬の下に絵を描く染付と違い、色絵は釉薬の上に絵を描いてあるので、器として使うことで絵が剥げていきます。
それゆえに中央部が少し絵が薄くなってしまっています(先人たちの使い方を想像するのも楽しかったり)。

個人的に皿の裏側も好みです。
奔放な筆運びがいいなぁと表も裏も楽しい1枚です。
このお皿におにぎりを盛るなら、ちょっと豪勢ないくらやうになどを具材としたら楽しいだろうなぁなんて想像しています。
2回に渡ってお気に入りの器を紹介しました。
器の世界は歴史があって、種類も豊富。
これからも自分好みの器を求めて、色々探してみたいと思っています。
また、これは!というものがあればご紹介します!