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編集部

お気に入りの古い器「播陽東山焼・染付」

こんにちは、おにぎりボーイです。
年末年始が仕事の繁忙期で、2025年最初のブログ更新が遅くなってしまいました。すみません(←誰に⁉笑)

今日はおにぎりではなく、お気に入りの器について書いてみたいなと思います。
おにぎりに限らず、食べ物をいただく際には必ず必要になるのが器。
お財布と相談しながらゲットした、自分なりのこだわりの器を2回に分けてご紹介します!

今日ご紹介するのは、僕のふるさと「姫路(兵庫県)」が誇る焼き物です。
その名も「播陽東山焼」!

といっても、栄えたのは江戸時代の話で、今では買うことはできません。
なので、買えるのは中古品のみということになります。
江戸時代の器が現代でも買えるの⁉とびっくりするかもしれませんが、骨董店などに行くと実はたくさんあります。
「食」とつながりが深いアイテムだからこそ、多く作られ、大切にされて数多く残っているのだろうと思います。

と前置きはこれくらいにして、播陽東山焼にはどんなものがあるのでしょうか?

染付鯉皿

こちらは鯉の絵が、皿の中央に描かれた小皿です。厚手でしっかりしたつくり。
体を折り曲げて跳ねているかのような堂々たる姿と、いい表情がお気に入り。
てっきり鯛だと勘違いしていたのですが、この絵は鯉だそうです。

こういった白磁に青い絵を描いたものを「染付」といいます。
手仕事で描かれているので一つ一つ表情が違っているのも、古い器の魅力だと感じています。
なお、表面に汚れが見えますが、これは窯で焼いた際にできたキズ。
こういったキズや汚れ込みで楽しむのが醍醐味だと思います。
皿を裏返すと、高台(皿の裏の地面と設置する部分)の内側に「播陽東山」とあります。
播陽東山焼はこの銘以外にも、「東山」「姫路製」といった表記もあるようです。

何を盛りつけようかな~と悩むところですが、やっぱり魚介関係でしょうか。
少量のお刺身を盛ったり、おにぎりなら鮭とかたらこをのせてもいいかも。

染付煎茶碗

もう1品は煎茶碗です。
湯呑とは違ってサイズがすごく小さく、日本酒を飲む際のお猪口としても活躍します。
実際に僕は年始に家族4人でこの煎茶碗を使ってお酒をいただきました。
普通のお酒もちょっぴり格が高くなったような気分を楽しめました。
裏返すと高台を中心として花が咲いたようなデザイン。
こちらは高台の内側のスペースが限られるためか、「東山」という文字だけで銘が書かれています。

先ほどもお伝えした通り、染付は一つ一つ手書きなので表情がそれぞれ違います。
なお、こういった古い器は5客や10客など、ある程度の枚数がセットになって当時売られたようです。
そのため、鯉の皿は4枚、煎茶碗は5つ(1つは割れてしまった・・・泣)手元にあります。

東山焼はなかなか出会いにくいですが、似た感じの器は江戸時代にたくさん作られているので、骨董市や骨董店で見かけたらぜひ手に取ってみていただきたいです。

次回はその他の染付の器や、染付とはまた技法が違う色絵の器をご紹介します!

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田舎出身のアラサー男子。実家には畑や田んぼ、竹やぶがあり、いろいろな食材に触れて育ちました。週末は市場に出かけて旬の魚介類や珍しい野菜などを買い求めては、新たな料理にチャレンジしてます。今気になっているのは、各地域の特産品がいただけるふるさと納税やビンテージ食器など。
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