ヨーロッパの南西にあるスペインの首都「マドリード」で暮らすガルシアさん家族を取材した本企画。第2弾は、栄養豊富で腹もちのいい豆やじゃがいもで作る素朴な「スペインの家庭料理」を詳しく紹介します!
【世界のFamily Table】 マドリード①スペインでは一日5食が当たり前!? も参考に!
シンプルなソウルフードがみんな大好き!
スペインの家庭料理はとっても素朴で、あまりアレンジもしません。「歴史的に市民戦争が続き、物が少ない時代が長かったため、質素だけれどおいしく栄養価が高い料理が、今でもスペインのソウルフード。良質なたんぱく質がとれる豆やじゃがいも、油が大好きで、ポテトフライも家庭料理のひとつ。家族や親戚が集まる大人数の食事でも、豆の煮込みや肉のローストなど、気取らないシンプルな料理が並びます」。
◆トルティージャ

揚げたじゃがいもを卵と混ぜて焼き上げる。じゃがいも×卵の完全食としてどの家庭でも作られる定番料理。追加する具は、玉ねぎ、チョリソー以外は邪道とも。
◆ポタヘ

イースターの時期に食べる、ひよこ豆とほうれん草の煮込み。ガルシア家のお母さん、みゆきさんは「週に2回は豆料理」を心がけている。
◆サルモレホ

ガスパチョをクリーミーにしたような夏の定番スープ。
◆アロッス・ア・ラ・クバーナ

ご飯と半熟目玉焼きにトマトソースをかけたワンプレート家庭料理。ひき肉や揚げバナナを添えることも。
◆トリハス

2月のカーニバルや4月のイースターに食べるフレンチトーストのようなお菓子。
おすしに習字…日常的に日本の文化にも触れる

「こどもたちに日本の文化や風習も知ってほしい」というみゆきさん。日本の行事に合わせておすしを作ったり、ひな人形や鯉のぼりを飾ったり。日本とスペイン、両国の文化を日常に織り交ぜています。みききさんの夫のホワンさんも、そんな暮らしがお気に入り。
(『こどもオレンジページNo.8』より)
【世界のFamily Table】マドリード ①スペインでは一日5食が当たり前!?
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