住んでいる国や地域、民族が変われば、その食文化もさまざま。
世界のみんなはどんな朝ごはんを食べて、1日をスタートしているんだろう?
さっそく、世界の「おはよう」のひとときの食卓をのぞいてみましょう。
ヨーロッパ編、アフリカ編に続いて、今回は南北アメリカ編!
アメリカ合衆国とペルーの朝ごはんをご紹介します。
ヨーロッパ編を見る>>
アフリカ編を見る>>
アメリカの「パンケーキ」の欠かせぬ相棒は
甘じょっぱいベーコン!
日本でも大人気の「パンケーキ」。アメリカ定番の朝食としての食べ方にはいくつかの欠かせないアイテムがあります。じゃがいもと玉ねぎを炒めたホームフライ、目玉焼き、カリカリに焼いたベーコン、そしてホイップクリームを乗せて、メープルシロップをたっぷりとかけてできあがり。なかでもベーコンは特徴的で、一度砂糖漬けにしてから焼くのでとってもカリカリで、甘じょっぱい味わいなんですって。
平日はシリアルですませても、週末は家やダイナーでこのボリュームたっぷりのセットを味わうという人も多いんだそう。
ペルーのとうもろこし粉のちまき「タマル」を
包んでいるのは、なんとバナナの葉!
とうもろこしの原産地起源といわれる中南米に位置するペルー。今もとうもろこしはその食生活の中心にあります。朝食でよく食べられる「タマル」は、とうもろこしの粉をメインに、お肉、卵、オリーブの実、ピーナツ、唐辛子を加えて作ったちまきのようなもの。バナナやとうもろこしの葉で包まれていて、タマレロ(タマル売りの人)から買って家で食べるのが一般的。外で食べたいときは市場などにある屋台で買うこともできます。
「エモリエンテ」という大麦を鍋で煮込んだ温かいハーブティーは朝晩が冷え込む標高が高くて寒暖差の激しいペルーで愛されている飲み物。こちらも屋台で売られていて、店頭に並ぶ生薬エキスをお好みで入れてもらい、カスタマイズするんですって。
朝ごはんには世界のそれぞれの国の生活、文化、歴史などが詰まっているんですね。
各国の文化や生活に朝ごはんを通して迫るこの旅、次回はアジア編の予定! お楽しみに!
ほかの国の朝ごはんも見る
ヨーロッパ編
アフリカ編
アジア編 (10/18公開)
「こどもオレンジページNo 5」ではさらに他の国も紹介しています。