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おしえて!トリートマン

2026.01.23更新

2月4日は風疹の日! 風疹ってどんな病気? 予防法は? まんがでチェック【おしえて!トリートマン】

子どもの健康や体のことについて、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。

登場キャラ紹介 トリートマン…みんなに病気や体のことをおしえてくれる元気の味方! チっくん…トリート漫画大切にしている注射器のぬいぐるみ

みなさん、こんにちは!  2月4日は「風疹(ふうしん)の日」ということをご存じですか? 「2(ふう)4(しん)」の語呂合わせから、風疹の啓発のために制定されました。 かつては数年おきに大きな流行がみられた風疹。最近は落ち着いているとはいえ、油断は大敵です。大切な家族や、これから生まれてくる赤ちゃんを守るために、風疹の正しい知識と予防法をおさらいしましょう!

風疹は、発疹やリンパの腫れが出るウイルス性の病気

風疹は「風疹ウイルス」が、せきやくしゃみの飛沫によって広がることで感染します。通常2〜3週間の潜伏期間を経て、発熱、発疹、リンパ節の腫れといった症状が現れます。

特徴的なのは、顔や耳の後ろから始まり、1〜2日で全身に広がる淡いピンク色の小さな斑点。これらは通常3日ほどできれいに消えるため、「三日はしか」とも呼ばれています。また、耳の後ろや首、後頭部などのリンパ節が腫れ、痛みを伴うことも。

2019年には大きな流行がありましたが、現在は大規模な流行は落ち着いていますが、年によっては散発的な報告があり、油断はできません。症状が軽い場合は感染に気づかずに周囲へ広めてしまうケースもあるため、注意が必要です。

子どもを守る! 予防には、MRワクチンの2回接種を

風疹を防ぐ唯一にして最大の武器は、麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種です。子どもの定期接種では、計2回のチャンスがあります。

  • 1回目: 1歳(2歳の誕生日の前日まで)
  • 2回目: 小学校入学前の1年間(年長さんの時期)

昨年はワクチンの供給が不安定な時期もありましたが、現在は解消されつつあります。「接種時期を逃してしまった……」というかたも、自治体によっては期間を過ぎても公費(無料)で受けられる場合があります。まずはお住まいの自治体に問い合わせてみましょう。公費期間を過ぎても接種してほしいワクチンです。

最近は、風疹よりも症状が重くなりやすい「麻疹(はしか)」の報告も散見されます。MRワクチンはこの両方を同時に予防できるため、忘れずに受けることが重要です。

親世代も他人事じゃない!大人もワクチン接種が大切

じつは、風疹でもっとも気をつけなければならないのが、妊娠中の女性への感染です。妊娠初期に感染すると、生まれてくる赤ちゃんの目や心臓、耳に障害が出る「先天性風疹症候群」を引き起こす可能性があります。

特に、昭和37年〜54年生まれの男性は、過去に公的な予防接種制度がなかったため、抗体を持っていない人が多く、感染報告の中心となっています。

  • パパ・同居家族のかたへ: 妊婦さんを守るため、まずは自分が2回接種しているか母子手帳等で確認を。自治体によっては、無料クーポン券を配布して抗体検査や予防接種を推奨しています。
  • 妊娠を希望する女性へ: 妊娠中はワクチン(生ワクチン)を打つことができません。必ず妊娠前に接種をすませましょう。なお、接種後は、少なくとも2カ月間は妊娠を避けるようにしましょう。
  • 妊婦さんへ: 健診で抗体がないとわかった場合は、出産後に忘れずに予防接種を受け、次の妊娠に備えましょう。

社会全体で免疫を保つことが、妊婦さんと赤ちゃんを守ることにつながります。自分と大切な人を守るために、みんなで免疫のバリアを作っていきましょうね!

監修/工藤紀子
小児科医・医学博士、保育士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。
https://noriko-kudo.com/

山岸知己作/(キモト)
准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
YouTube:「なおせ!トリートマンチャンネル」

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