夏休み、工作気分で楽しめるデザート作りに親子で挑戦してみませんか? たっぷりのゼリーを海に見立てた水族館ゼリーは、見た目も涼やかで、暑い季節にぴったり。果物やグミで海の生き物を作るなど、こどもの創意工夫を刺激する工程がいっぱいです!
「ゼリーの水族館」のレシピ
材料(全量で約1500㎖・球体部分の直径と高さが各19cmの金魚鉢1個分)
◆海の底ゼリー(下層)
粉ゼラチン… 10g
ゼラチン用の水… 60㎖
砂糖… 80g
レモン汁… 40㎖
◆海色ゼリー(上層)
粉ゼラチン… 20g
ゼラチン用の水… 120㎖
砂糖… 140g
かき氷シロップ(ブルーハワイ)…大さじ1
レモン汁…20㎖
◆海の生き物
好みの果物(さくらんぼ〈缶詰〉、バナナ、すいか、みかん〈缶詰〉、キウィなど)…適宜
チョコペン… 1 本
市販のグミ… 適宜
ディル、ミントなど… 適宜
下準備
・ 海の底ゼリーと海色ゼリーのゼラチンは、それぞれ分量の水に入れてふやかしておく。
作り方
1. 海の底ゼリー(下層)を作る

小鍋に水200㎖を入れて中火にかけ、沸騰直前に火からおろす。ふやかしたゼラチンを加えて溶かし、さらに砂糖を加えて溶かす。ボールに移して水200㎖、レモン汁を加え、底を氷水に当てながらゴムべらで15分ほど混ぜる(※途中、氷が溶けたらこまめに替える)。
とろみがついてゼリー状に固まりはじめたら、おたまで金魚鉢(なければガラス製の器やボール)に移し、冷蔵庫で冷やす。
2. 海色ゼリー(上層)を作る

小鍋に水200㎖を入れて中火にかけ、沸騰直前に火からおろす。ふやかしたゼラチンを加えて溶かし、さらに砂糖を加えて溶かす。
ボールに移して水650㎖、かき氷シロップ、レモン汁を加え、底を氷水に当てながらゴムべらで混ぜる。粗熱が取れたら、氷水に当てたまま、冷蔵庫で30 分ほど冷やす(氷が溶けていれば替えておく)。
3. ゼリーを冷やしている間に、ゼリーの中の「海の生き物」を作るよ!
さくらんぼで「たこ」

さくらんぼは軸を取る。完全に切り離さないように、おしりの部分を少し残して包丁でぐるりと切り込みを入れる。2 つに開いて種を取り、キッチンばさみで点線の部分を切って足を作る。
市販のグミで「紫のさかな」

キッチンばさみで点線の部分を切り、チョコペンで目を描く。細長いグミで小さい魚をたくさん作り、群れて泳ぐ魚を表現しても。
みかんで「オレンジのさかな」

みかんを2つ用意する。ひとつは点線の部分で切り、もうひとつはチョコペンで目を描く。ゼリーに配置するときに2つをくっつけて横に並べ、魚の形にする。
キウィで「貝殻」

キウィは幅1cmほどの輪切りにし、皮をむいて4 等分にする。※生のキウィやパイナップルなどに含まれる酵素には、ゼラチンを溶かす働きがあります。使う量は少なくし、ゼリーが完成したら先に食べるようにして。
ディルやミントで「海藻」

葉が多ければ間引いて、よりリアルな海草に。鉢に入れたとき、ゼリーの高さよりも長いようなら、短く切る。
バナナで「白いさかな」

皮をむいたバナナを4 等分にし、厚みを半分に切る。点線の部分を切って魚の形にし、チョコペンで顔を描く。
すいかで「ひとで」

厚さ1cmほどに切ったすいかを用意し、星型で抜く。
4.2つのゼリーを合わせる

海色ゼリーを入れたボールを冷蔵庫から取り出し、ゴムべらで混ぜて気泡を作る。しっかり固まっていたら、ボールの底をぬるま湯に当て(湯せん)、少し溶かしてから混ぜる。

海の底ゼリーを入れた金魚鉢を冷蔵庫から取り出し、ゼリー全体をスプーンでくずす(2色のゼリーがグラデーションになるようにするため)。その上におたまで海色ゼリーを加える。
生き物をゼリーの中に入れて、でき上がり!
菜箸で生き物をゼリーの中に差し入れ、バランスよく配置する。冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。(1/10 量で109kcal)

完成後はしばし眺めて、最後はテンションマックスでめしあがれ♪ 生き物がよく見えるように、できるだけガラス面に近づけて配置するのがポイントです。自分だけの「水族館ゼリー」を作ってみませんか?
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