2024.04.23
豆でパスタは春って感じ。育ちざかりへのボリューム不足に配慮してレシピには肉を加えましたが、わたしは肉抜きの豆とトマトだけのほうが好き。仕上げにたっぷりチーズを削り、ほとんどつまみ感覚で豆を拾ってからパスタを食べます。
そら豆20粒は皮をむく。にんにく1かけはみじん切りにし、トマト1個はざく切りする。ペンネ100gは袋の表示どおりにゆでる。フライパンにオリーブオイル大さじ3とにんにくを入れ、ごく弱火で温める。シュワシュワと音がして香りが立ってきたら、合いびき肉100gを入れて表面をしっかり焼く。アンチョビーペースト小さじ1を加えて溶かしながら混ぜ(フィレの場合はへらなどでつぶす)、アンチョビーがなじんだらトマトを加えてふたをし、トマトがくったりするまで中火で加熱する。トマトがくずれてきたらそら豆を加え、さらにふたをして4~5分加熱する。味をみて塩でととのえ、火を止める。ゆで上がったペンネを加え、ソースとよくからめ、器に盛る。好みでパルミジャーノチーズなどを削る。ワインがすすむ、けしからん春パスタの完成です。
馬田草織
文筆家・編集者・ポルトガル料理研究家。思春期真っ盛りの女子中学生と2人暮らし。最新刊「ムイトボン! ポルトガルを食べる旅」(産業編集センター)。料理とワインを気軽に楽しむ会「ポルトガル食堂」を主宰。開催日などはインスタグラムからどうぞ。
インスタグラム @badasaori
記事検索